【銀魂】すれ違う双子兎【神威.沖田】

おいｗま、いいけど←　【凛】 ページ35

神威side




今、俺は桜の妹と戦闘する事になった




桜の妹だし、案外強いのかも。









『じゃあ行くヨ』









「どーぞ、お好きに」









許可を貰った事だし、まずは横腹に一発…



は、避けられた









ピチャッ









『あり？』









代わりに俺の切れた頬から流れる血が床に落ちた音だった。









＿＿面白くなって来た。









やっぱり桜の妹というのだから強い









『中々やるネ』









「ふん、夜兎舐めんなよ」









『じゃあ、こっちも本気で行かせて貰うヨ』









そして直ぐ桜の妹の後ろに行く




攻撃…と見せかけ






上へ飛ぶ。






不意を突かれたのか桜の妹の反応が一瞬遅れた





それを俺は見逃さなかった









上から横蹴りを腹に入れる






桜の妹が壁に吹っ飛んでいった









「がはっ！」









桜の妹が苦しげな声を出す









『なんだ、その位でへこたれてちゃ




俺どころか桜にも勝てないヨ』









「うるさいなァ！分かってるよその位！」









桜が言ってた通りアイツは相当強がりみたいだ。





今、自分が置かれている状況を判断せず相手に敵対心を向ける




それは時として命取りとなる




それを理解しないと。








『ほら、避けてばっかいないでそっちからも攻撃してきたら？』









「その位分かっているよ！」









拳が飛んでくる






でも、









『遅いヨ』









俺は軽々しく拳をキャッチする





そしてひねる。





ゴキッっという鈍い音がした。








「っ…！」









ひるんだ隙に腹にまた一発。





遂に桜の妹は倒れた




既に腹から血が生々しく溢れ出していた









『アンタはまだ弱い。




生憎俺は弱い奴には興味無いんだ』









「おい、待てィ！！



これは只の戦いじゃねェのかよ！」









沖田の制止の言葉を無視し




俺は手を振り上げる




そして降ろそうとした瞬間、




以外な人が制止の言葉を放った

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