告白 ページ31
夕食の時間。あれから少し休んで、
戻ってきた裕翔にはいつもの笑顔がない。
圭人や涼介、侑李が心配してオロオロしてる。
宏太をふと見ると、ちょうどこっちを見てたみたいで
目が合って、大丈夫だよって合図する。
食べ終わって片付けをしたら、お話の時間。
「…今日は心配かけてごめんなさい。
けーとのせいじゃないから、気にしないでね」
裕翔が切り出した。
普段ふざけてる大ちゃんもちゃんと話を聞いてる。
「…今回のことで、もう隠してるのも限界だなって
思って。聞きたくないかもしれないけど、
聞いてほしいんだ。僕が…ここに来るまでの話」
下を向いて、拳を握りしめてる。
「…始まりは、僕が本当に小さい頃だった……」
とても辛い話だった。
数字が示す結果でしか価値を与えられない生活。
常に1番でいるなんてハッキリ言って無理な話だ。
相当なプレッシャーだっただろう。
「僕がみんなと一緒にお風呂とか
入りたくなかったのはこれのせいかな」
後ろを向いて、シャツをあげると、
背中に薄い切り傷が残ってた。
「お母さんにやられたって言うよりは、
その衝動で後ろに飛んだら、たまたま
置いてあったカッターが擦れちゃったんだよね
何も知らないとこの傷、変に思われるでしょ？
だから、見られたくなかったんだよね」
たぶん、もうすぐ消えるはずの傷。
それでも見ていて痛々しかった。
「ほら、その顔。それを見たくなかったの
痛そう、かわいそうって思われるの嫌なの」
「…ごめん」
「…もういいよ。はい、この話はこれで終わり！
そんな暗い顔しないでよ！僕はなんでもないから
こんな話してごめんね？」
話し終わった途端にいつもの裕翔に戻る。
「ゆーとくん…無理、しないでよ……」
「無理してないよ？」
「うそ…無理して笑わなくていいよ。
さっきみたいな、素直なゆーとくんでいいから…！」
涼介が泣きそうになりながら訴えた。
それに対して、冷たい表情に戻る裕翔。
「これがいいの？笑ってるよりも？」
「僕は…無理して笑ってる辛そうな
ゆーとくんの方がイヤです…！…たぶん、僕が
いくらここでゆーとくんに言っても伝わらない
と思います……僕も限界でしたし、ラッキーです
今ここで、僕の話もします」
「待って涼介！」
大ちゃんが止める。
「涼介、無理するな！頑張るのはいい事だけど、
頑張りすぎても良くないんだぞ」
「いいんです。僕は……話したいです」
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るち(プロフ) - よしりんさん» もし、今日解除されなかったら上げ直しするので、夕方までお待ちください（笑） (2019年8月7日 7時) (
レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» 気をつけてもなるときよくありますよね笑笑 はーい、自分も気をつけなくちゃ、！ (2019年8月7日 0時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» なるべく気をつけるようにはしてたんですけど……やらかしちゃいましたね（笑）まぁ以後気をつけます（笑） (2019年8月6日 20時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» あぁ、あるあるですよね笑 自分もBのL作ろうとしたらフラグ立っちゃって更新できない状況になっちゃいました…笑 今は無事？更新出来てるんですけどね、！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» ごめんなさい！なんか強制フラグたてられました……今解除申請中なんで、明日の午後にまた試して見てください (2019年8月6日 18時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年7月17日 16時
