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そう言ったら、お父さんの目の色が変わった。
『…一緒にいたいのか？』
『うん…お母さんがいなくなっちゃったから……
僕も寂しいし、お父さんともっとお話したい』
『そうか。あいにく、私は忙しくて常に傍に
いることは出来ない……だが、』
この先を聞いてしまったのが、運の尽き。
『こうやって共にいる時間を
より深いものにすることはできる』
何も知らなかった当時の僕は、
お父さんにどうするか聞いた。
『…教えてやろう…涼介』
お父さんが、初めて僕の名前を呼んだ瞬間だった。
お父さんとキスをして……その先はよく覚えてない。
とにかく痛かったことだけは覚えてる。
そして、それが親子で、更には男同士ですること
ではないということはわかった。
翌日、目が覚めたらお父さんはいなくなってた。
時計を見るともうお昼で、
自分がどれだけ寝てたかを実感した。
慌てて起き上がろうとしても、腰が痛くて……
前日のことを思い出すと涙が溢れてきた。
怖かった。悔しかった。何よりも……悲しかった。
お母さんが亡くなって、もっとも身近な人物に
裏切られた。その悲しみに震えが止まらなかった。
夜になって、ようやく動けるようになってから、
すぐにお風呂に入った。
全身をくまなく、赤くなるまで擦って、
昨日の痕跡を全部消そうとした。
体はキレイになったけど、心は癒えなかった。
結局その日は何もする気が起きなくて、
夜ご飯すら食べずに、ソファで寝た。
自分の部屋にしても、お父さんの部屋にしても、
ベッドで寝たくなかった。
次の日、ずっと続けてた料理をやめた。
お父さんが買ってきたパンにも
手をつけられなかった。
ただただソファで膝を抱えていると、
久しぶりに誰かがやってきた。
ドアを開けて見ると、知らない人がいた。
そのおじさんは、お父さんの依頼で来たらしい。
僕が1人で寂しい思いをしてるから、
面倒を見てやってくれと言われたんだって。
家に入れて、とりあえずお茶でも出そうとした時、
素直に信じた自分がバカだったことに気がついた。
2日前と同じ状況だった。
これもお父さんから許可が出てるからって。
『…やだ！やめてっ……』
そう言って押し返そうとした僕におじさんは言う。
『敬語。キミには人権はないんだよ。
ただの道具らしく、持ち主の言う通りに
するんだよ。わかったかい？涼介』
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るち(プロフ) - よしりんさん» もし、今日解除されなかったら上げ直しするので、夕方までお待ちください（笑） (2019年8月7日 7時) (
レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» 気をつけてもなるときよくありますよね笑笑 はーい、自分も気をつけなくちゃ、！ (2019年8月7日 0時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» なるべく気をつけるようにはしてたんですけど……やらかしちゃいましたね（笑）まぁ以後気をつけます（笑） (2019年8月6日 20時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
よしりん(プロフ) - るちさん» あぁ、あるあるですよね笑 自分もBのL作ろうとしたらフラグ立っちゃって更新できない状況になっちゃいました…笑 今は無事？更新出来てるんですけどね、！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a57dd735da (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - よしりんさん» ごめんなさい！なんか強制フラグたてられました……今解除申請中なんで、明日の午後にまた試して見てください (2019年8月6日 18時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年7月17日 16時
