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前世の話 ページ1

突然だが、俺の話を聞いてくれないだろうか

ああ、すまない。
自己紹介がまだだったな…


俺の名前は佐藤一

さとうはじめ、と読む



俺は小さい頃から家は超のツクほどの貧乏だった

家は無く、生まれた頃からダンボール生活

毎日食べるものにも苦労したほどたった


母は毎日バイトを掛け持ちしたり、
空き缶を集めてお金に換えてたり

休んでいるところなど見たことがなかった


一方父は、母の稼いだお金を使って酒やギャンブルに
使ったりと、どうしようもない男だった

母は俺のことを愛してくれていた
毎朝
「あなただけが私の味方よ、愛しい我が子…」

と、抱きしめながら耳元で囁いてきた

愛しているのなら孤児院に入れて、少しは
ましな生活を遅らせてくれ・・・

自分ながら、大分冷めた事を考えていた子供時代だったとおもう


俺が小学生にあがると同時に、俺の家は
ダンボールから古びたおんぼろの小さなアパートに変わった

事故物件でこの見た目なため、物凄く家賃が
やすかったそうだ

雨を防げるだけましだったのかもしれない

母は、会社につとめ始めた

母の考えた掃除用具を偶然にも
掃除用具を開発する会社のお偉いさんに目を付けられたそうだ

そんなことあるのか?

というか、掃除用具を見られる機会なんてある訳ないだろうと
今になって思ったが、、、

未だに、よくわかんないままだ


まぁ、そんなこんなで、学校に通えるくらいのお金は
有ったため
小学校、中学校は無事卒業した

小学生時代は本当につらかった

お金がないことでいじめられ、
貴重な文房具を捨てられ、
言い返したらこちらが悪者にされ・・・と


母に負担をかけたくなかったために
虐められていたことは言わなかったが

いじめっ子たちの暴言や嘲笑う声を聞いて
いつも思っていた




ーーーもし俺が、お金持ちだったら






高校には入らずすぐにバイトをしながら就職先を
さがした

少しでも母に楽させてあげようと・・・


けれど

俺の就職先が決まった17歳の冬。


母は、死んだ

同僚からの嫉妬で階段から突き落とされたのだ
突き落とした女は警察にこう言った

貧乏人が調子に乗ってたから



ふざけるな

俺はきずいたら女を殴っていた

貧乏だからなんだ

貧乏のなにがいけないんだ!

母さんは必死に努力していたのだ!

今になってもお金が足りないのは糞親父のせいだ!!


何で母さんが!!!


警察に止められ一旦家に帰された
意識が朦朧としていたのだろう

俺は階段を踏み外して死んだ


ーーああ、来世ではどうか金持ちに…

生まれ変わる→



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(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年10月28日 15時) (レス) @page19 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
楼零(プロフ) - いつもとても楽しく読ませて頂いております。成り代わり等は苦手でしたがこの作品はとても見やすく楽しいです。これからも作者様のスピードで更新頑張ってください。 (2020年10月31日 21時) (レス) id: 1eefcd7535 (このIDを非表示/違反報告)
望月 - 3番お願いします!! (2020年10月8日 19時) (レス) id: 22a2fe6d6b (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 2番読みたいです…!!いつも楽しく読ませて頂いています!更新頑張って下さい!! (2020年10月8日 19時) (レス) id: e7463c2392 (このIDを非表示/違反報告)
綿菓子 - アンケートは1希望です! (2020年10月8日 16時) (レス) id: 80159fc2f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:he | 作成日時:2020年8月29日 16時

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