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ド｢後は抗生物質と痛み止め出しておくから。
用法用量をしっかり守って飲んでよね｣
ファ｢はい……｣
ド｢じゃああとはギークよろしく｣
ギ｢ほいほーい。
とりあえず足のサイズ測り直しだね〜｣
薬棚から錠剤のシートを取って渡すと、ドクターはギークを振り返りファルコンJr.を引き取るようお願いして
ずっと突っ立っていた俺に視線を向けた。
ド｢次、どうぞ｣
コ｢……はい。｣
ファルコンJr.が退けて空いた椅子へ座る。
ド｢どうせコマンダーもファルコンJr.と一緒だと思うけど｣
ぶつぶつ文句を言いながら義手を外すためにドクターの手が触れ、ひやりとした感触に思わずビクッと体が僅かに跳ねてしまった。
ド｢なに？
そんなにびっくりしなくても｣
コ｢いや、そうじゃなくて…｣
ド｢？｣
意味がわからない、とでも言うようにドクターは首を傾げたけど……
ドクターの手冷た過ぎないか？
今日はすごく寒い訳でもないし、そもそも室内はエアコンで暖かく設定してあるのに。
義手を慎重に外すドクターの顔を覗き込むと、気付かなかったけど白い肌に隈が浮かんでいた。
コ｢……ドクター、昨日夜更かしした？｣
ド｢なんの話？
……今はボクのことはどうだっていいでしょ。｣
ビンゴだな。
居心地悪そうに俺から目を逸らし、怪我の具合を確認するドクターは明らかに嘘をついている。
嘘を嫌うくせに、彼はよく嘘をつく。
体調が優れないのに無理をして貧血を起こすことはこれまでに何度もあった。
元々体が強くないのに夜更かしをすることが多い。
それが俺たちの為に薬の研究をしているのだと分かっているから、中々強く止められない。
ド｢コマンダーも接触部分が膿んでるね。
塗り薬と、抗生物質と痛み止め出すから後は安静に……｣
コ｢ドクターこそ休んだら？｣
ド｢……はあ？｣
コ｢体調悪いんだろ。
手が冷たいし、顔色も悪い。
多分貧血だと思うけど｣
さっさと俺から逃げたいのか早口になるドクターの目をじっと見つめる。
ド｢……意味わかんないこと言わないで。
医者でもないくせに……っ、｣
さっと立ち上がったドクターの白衣が、目の前でゆらりと揺れた。
コ｢ドクター！｣
言葉を途切れさせた小さな体が倒れていくのを咄嗟に片腕だけで支えたけど、それだけじゃ足りなくてドクターと一緒に俺はその場に崩れ落ちた。
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hs07810___lx(プロフ) - 2のパスワードがわからないです😭数字ってなんでしょうか (8月2日 13時) (
レス) @page50 id: ee8e4e6178 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみん - リクエストって受け付けてますか？ (2022年4月17日 22時) (レス) id: e9f6dca195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tom | 作成日時：2022年1月30日 16時
