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Aside
怒涛の4徹を乗り切り、今日やっと家に帰れる〜と歓喜している頃、
ゼロの扉を開いたのは赤井だった。
降谷が私のことを思って赤井に色々言ってくれたし、私の目の前で赤井と言い合うのは珍しい。
降谷も徹夜続きだからかな
睨み合う2人を宥めて、赤井とのディナーの約束をした。
.
『ふぃ〜、』
首やら肩の骨をポキポキと鳴らすと時刻は20時すぎ
まだ殆どの部下達が残っており、徹夜続きの部下達が数名。
徹夜が続いてもはや悟りを開く者も居る。
なんと恐ろしい。
『貴方達何徹目!?』
「まだ2です」
「3です」
「同じく3です」
げっそりとした顔をした部下達が目をぐわっと見開く。
「あれ、俺の記憶違いじゃなければAさん昨日で5徹目じゃ.......??」
「いや6じゃ.......??帰宅なさった方がいいですよ!」
『違うよ4だよ、ご帰宅なさった方いいのは貴方達だから!』
「まだ終わらないので.......」
『はい立って!仮眠室!!身体が資本だからね!』
殆ど寝てない3人を仮眠室に連行し、赤井がそろそろ来ることだろうから帰る準備を始めた。
「A」
『あ、ナイスタイミング。お先に失礼します』
何人かのお疲れ様ですと言う死んだような声を聴いて申し訳ない気持ちになる。
サラっと腰を引き寄せ、駐車場へ行くエレベーターにエスコートできる辺りは指すかだなぁ、と感心する。
『ディナーってどこに行くの?』
「それはお楽しみだ。今日は車か?」
『うん』
「じゃあ俺の後ろに着いて来てくれ。恐らく道を見れば直ぐわかるさ」
『ふーん?』
私達はお互いの愛車に乗り込み、警察庁を後にした。
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夜空 -Night Sky-(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年6月8日 10時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 108話に誤字がありました。「芋ずる式」ではなく、「芋づる式」です。 (2019年8月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コハル | 作成日時:2019年7月13日 20時