小さなマフィアと 22 ページ24
『……………………ふぇっ』
驚きの言葉に身体が一瞬硬直する。
『……えっと、
もう一回言ってもらっても?』
「だから、
Aからキスしてくれたら離すって言ってんだろ」
中也さんは少し怒ったようにそう言った。
『どっ、どうして急にそんな事言い出すんですか!?』
キスするのが嫌なわけじゃない。
けっ、けど、あまりにも恥ずかしすぎる……。
「どうしてって言ったって
一度もAからしてもらってねェじゃねェか」
中也さんは不機嫌そうにそう言った。
「まァ、Aがしてくれねェって言うんなら
このままでいるだけなんだけどなァ」
不機嫌そうな顔をしていたかと思うと、
次はニヤッと微笑む。
「まァ、俺はどっちでもいいけどな、
このままでも俺は結構楽しめるしよォ」
先刻よりさらに強く抱きしめられ、
耳を軽く甘噛みされる。
『……んっ////』
こっ、このままじゃ私の心臓がもたない、
『わっ………わかりましたから、
もう……やめてください///』
私がそう言うと、中也さんは嬉しそうな表情を浮かべた。
速まる鼓動を抑えて唇を重ねる。
閉じていた目を開き中也さんと目があった途端、
急に恥ずかしさが込み上げてきた。
我慢できなくなって唇を離そうとしたが、
中也さんに頭を押さえられ動くことができなかった。
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謝花 - ああああああ作者様コアまる様ああ中也さんカッコいいです!!!!!!! (2019年4月9日 10時) (レス) id: cfb76e4621 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 中也アアアアアアアアアア!!!可愛いしかっこいいとか反則だろおおおおおおおお!! (2019年4月7日 22時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
しあ(^.^)/ - どうぞ襲ってください・・・中也スキィィィィィィィィィィ!!←(早速叫ぶただのバカ) (2019年3月29日 11時) (レス) id: 47dd478da4 (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - しあ(^.^)/さん» 私も、色々叫びまくるのでwww、宜しくおねがいしまーす! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - しあ(^.^)/さん» こんなにたくさんコメントしてくれて、凄く嬉しいです! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コアまる | 作成日時:2019年3月15日 15時