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4.兄 ページ4

「はよございます」

リビングへ降りると学生や社会人が何人かと、普段は見ない人物を見かけた。

「おはよ、誉兄ぃ」

誉「おはようA。良く眠れたか?」

「逆に昨日早くに寝ちゃって、朝起きたの4時。ショートスリーパー辛い。誉兄ぃが早いの珍しいじゃん」

誉「そうだった。私は今日打ち合わせが早くからあるからね」

「そっか。頑張って」

誉「ありがとう」

そう言うと、誉兄ぃはニコリと笑う。

臣「Aはサンドイッチでいいか?」

「はい!」

臣さんに呼ばれ、テーブルに座る。
今日も美味しそうな朝食が並び、準備を終えてあと数分の暇を持て余す至さんが向かいに座った。

至「やっぱ似てるねぇ、誉さんと」

「兄弟ですから」

既に見た目だけはエリートマンの至さん。
こうしてるとほんとかっこいい。

咲「Aくん、英語の課題終わった?」

隣に座ってた咲也もサンドイッチを食べながら話し掛けてくる。

「もち。咲也今日当たんでしょ、終わったの?」

咲「うん。紬さんに手伝ってもらった」

至「紬さんもすごいねぇ」

咲也は朝から元気に笑う。
そうかそうか、元気そうでなにより。

至「じゃあ俺そろそろ行くから。じゃね」

「いってら。」

咲「いってらっしゃい!」

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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2018年4月5日 18時

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