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続編記念特別企画4 ページ4

乱数「Aは嫌じゃないの?僕が他のオネーさんといること」

『いや別に?なんで?』

乱数「僕がAが他の男性といるの嫌だから」

淡々と恥ずかしがらずに話す姿に慣れてるなーなんて思う。

『嫉妬かぁ...』

ソファに体を沈めながら呟く。

乱数「そうそう嫉妬♡」

乱数はソファ越しに私に後ろから抱きついてきた。

乱数は口を私の耳元に近づけて囁いた。

乱数「僕だけじゃダメなの...?」

『っ...!』

ゾクゾクと背中を何かが伝う感触がした。

別に触られているわけでも何でもない。

乱数「あれ?耳弱い?」

また何かがゾクゾクと背中を伝う。

余裕が無くなり乱数から逃げようとするが逃がさないと言わんばかりに、抱きしめる力を強くする。

今度は耳をぬるりとしたものが伝った。

これは何かではない。

『乱数っ...!』

舐められ、甘噛みされる。

その度にまたゾクゾクする。

乱数「うふふっ、Aかわぁーいっ!」

容赦なく、耳だけを攻めてくるから頭がどうにかなりそうだ。

『ちょっ...ほんとにぎぶ...』

顔に手を当て、懇願する。

乱数「...」

反応がない乱数を見やると乱数は真顔だった。

乱数「もぉー、しょうがないなぁー!それ他の人にやっちゃ’めっ’だよ!」

『え、あ、うん...?』





_______________

幻太郎「...」

『顔になんかついてます?』

幻太郎「今日は服可愛いですね」

いつもはシンプルなのにと付け足される。

『乱数に貰ったの』

幻太郎「似合いますね」

『...』

幻太郎「...?」

幻太郎といえば嘘。

このタイミングで言うことは嘘だろう。

まじか。

何がダメなんだ?

乱数にきいてみようか。

幻太郎「的外れなこと考えてますね」

『え?』

幻太郎「小生が嘘しかつかないと思ってません?」

『思ってる』

幻太郎「...」

『...』

謎の間と気まずい空間。

え、これどうしよ。

視線をさ迷わせていると幻太郎が近づいてきていることに気がついた。

『え、何』

幻太郎「いえ、気にしないでください」

そう言われたから動かないでいると、そのまま抱きしめられた。

『...?気にするなとは』

幻太郎「気にしないでくださいね」

そういった後、首に痛みを感じる。

『いった...何したの...?』

自分では首がみえず、幻太郎に聞くしかない。

幻太郎「気にしないでください」

『え...?』

その後も首に痛みを感じ続ける。

幻太郎「...満足しました」



鏡を見ると、噛み跡だらけの私の首が映っていた。

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優夜 - 最高でした!!!!続き待ってます (2021年11月8日 1時) (レス) @page11 id: 8c35d92784 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - すっごく面白いです! (2021年3月28日 14時) (レス) id: 18868d119c (このIDを非表示/違反報告)
いか - とっても面白いです! (2021年2月15日 0時) (レス) id: 9bd214100e (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すごく面白いです…!!更新楽しみにしてます!! (2020年8月17日 8時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
imber-インベル- - これ、更新停止になってますけど、やめちゃったんですか? 個人的にPosse推しなので続きが気になります。 (2019年11月23日 18時) (レス) id: 8e3203b515 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜子 | 作成日時:2019年6月14日 22時

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