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続編記念特別企画3 ページ3

『あ、理鶯さ...!んぐっ!?』

銃兎「...」

理鶯さんに駆け寄ろうとしたら銃兎さんにパーカーのフードを引っ張られた。

勿論首が閉まるわけで。

そのまま引きずられ別の部屋に押し込まれる。

『いった...どうしたんです?』

顔が怖い銃兎さんに目を合わせられずおずおずと聞く。

ゆっくりと私に近づく銃兎さん。

背中に壁の感触を感じながら何も出来ずにキスを受け入れる。

恥ずかしくなって目を瞑る。

銃兎「...」

『...っ』

長い。

『はっ...』

耐えきれなくて息を吸う。

銃兎「馬鹿ですね」

『!』

待ってましたと言わんばかりに舌を入れてくる銃兎さん。

怖くなり銃兎さんの舌を噛む。

銃兎「っ!?」

『っ...はぁ...』

銃兎「調子乗るなよガキ...」

『っ...』

私のパーカーの首元を引っ張り、首を見えるようにする。

やることが想像でき、銃兎さんを押し返すが意味は無い。

容赦なく首に噛み付く銃兎さんに恐怖を覚える。

『痛いっ...もうやめてくださっ...』

銃兎「まだだ」

『銃兎さんっ!』

銃兎「...!」

ばっと私から離れる。

今の私は首が斑になるほどキスマークをつけられている。

銃兎「ご、ごめんなさい...!つい...許してください...」

そう言って銃兎さんは私に優しくキスをした。

_______________

理鶯「A」

『はぁい、Aです』

理鶯「...」

え、話しかけといて返事無し...?

凹むよ?

理鶯「小官には警戒しないのだな」

『警戒しなくても大丈夫じゃないですか』

理鶯「...」

理鶯さんは眉間に皺を寄せている。

じりじりと壁に追いやられる。

壁に追いやられ、理鶯さんに追い詰められている状態。

いわば、壁ドン。

私の笑顔が引きつってるのが分かる。

理鶯「小官だって狼なんだ」

私の手を取り理鶯さんの口元へ持っていく。

私の指の隙間から私の目を見据えている。

手に伝わる冷たい感触。

舐められている。

『え、ちょっ!理鶯さん!?』

理鶯「なんだ?」

『いや、なんだじゃなくて...!』

みるみる赤くなっていく私の顔を見て楽しんでいるように見える。

擽ったくて逃げることを試みるが、私の手を掴んでいるもう片方の手で簡単に捕まってしまう。

理鶯さんに抱きしめられながら手を舐められるという謎の構図が完成した。

身動きひとつとれず私は理鶯さんの腕に顔を埋める。

理鶯「小官は狙った獲物は逃さない」

理鶯さんは私の耳にキスをしてそう言った。

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優夜 - 最高でした!!!!続き待ってます (2021年11月8日 1時) (レス) @page11 id: 8c35d92784 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - すっごく面白いです! (2021年3月28日 14時) (レス) id: 18868d119c (このIDを非表示/違反報告)
いか - とっても面白いです! (2021年2月15日 0時) (レス) id: 9bd214100e (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すごく面白いです…!!更新楽しみにしてます!! (2020年8月17日 8時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
imber-インベル- - これ、更新停止になってますけど、やめちゃったんですか? 個人的にPosse推しなので続きが気になります。 (2019年11月23日 18時) (レス) id: 8e3203b515 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜子 | 作成日時:2019年6月14日 22時

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