マネージャー 無表情 それから。[WEST]

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重岡side





この、なんとも言えへん緊張感が嫌いや。





Aが瞳に涙を溜めて俺らに差し出した1つの封筒。











妙に心臓の音が身体中に響く。



ふと、嫌な予感が頭をよぎって手が震える。













やけど、メンバーも内容が気になっとるはず。








意を決して封筒の中から1枚の紙を取り出す。





三つ折りにされた紙を開くと、無機質な黒の文字がずらーっと並べられとって。





太文字の、強調されとる1行を読んで全てを察した。









重「……これって……！！」





















目を見開いて、紙からAに視線を移す。



































































[ジャニーズWEST]






【五大ドーム公演日程】

















































『……どうしても、何か恩返しがしたかった。


自分達の力で勝ち取れる筈のものを、私が勝手に交渉してしまってごめんなさい。





……でも、認めてもらえたのは、私の力じゃなくて、皆さんの努力があったからです…！







……おめでとう、ございます………！！』






























中「なんで謝るん……！！」




桐「もう、この子なんでこんなにええ子なん…！！泣」




藤「……まじか……。」




小「惚れてまうやろぉぉぉぉ泣」





神「俺らがAに恩返ししたいぐらいやのに……！！」





濱「こんなにええ報告やと思わんかった……。」















重「……A、ほんまにありがとう。




……俺らのマネージャーになってくれて、


戻ってきてくれて。






ほんでこれからも、俺らのこと宜しくお願いします。」



































『…………はいっ！！』

























7人で頭を下げた後に見たAの表情は、涙をボロボロ流しながらもしっかりと笑っとって、





















今までで、1番綺麗やった。
















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