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あなたside
初めて最初から最後まで観たライブは、言葉で表すのには時間が必要だと思った。
1曲1曲、全て違う良さが光っていて。
盛り上がる曲、感動する曲、かっこいい曲。
アイドルらしくないなんて言われた事もある彼ら。
アイドルの定義はよく分からないけれど、演出から考え、練習を重ねて、ファンに最高のパフォーマンスを届ける彼らは、立派な"アイドル"だと思った。
重「ただいまーー!!」
神「うるさ笑」
『おかえりなさい。お疲れ様でした。』
桐「初ライブ、どやった?」
中「流星が色々考えてくれたんやで?」
『…すごかったです。
もう、なんて言えばいいかわからないんですけど、最高でした。』
藤「っしゃ!!」
小「……あかん、泣きそう。」
濱「なんでやねん笑 今泣くいうたらせめて流星やろ笑」
ライブ後だというのに、まだまだエネルギーに満ち溢れる7人は昔と全然変わってなくて、胸が温かくなった。
全員シャワーを浴び終わって、ケータリングの食べ物を食べたり、スマホを触ったりして少し落ち着いてきた頃。
……そろそろ、かな。
『……今、いいですか?』
1つの声で全員が顔を上げる。
これもまた、彼らのいい所。
話をちゃんと相手の目を見て聞いてくれる。
でも今は、少し緊張するな。
小「Aが改まるとなんか怖いわ〜笑」
濱「まぁ病気も治ったんやし、改まることなんて残念なことやないんちゃう?」
『……。』
桐「ちょ、なんでそんな無言なん!ほんま怖いって!!笑」
中「……え?A……?」
神「どしたん?ゆっくりでええよ?」
藤「焦るんやけど笑」
『……これを、渡したくて。』
1つの封筒を差し出す。
重「……なに?これ。」
『……開けて、みてください。』
不安そうな7人が取り出された1枚の紙を覗き込む。
重「……これって……!!」
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しゅあ(プロフ) - 初コメ失礼致します。137話辺りの茶封筒の場面、私はまさか退職届を出してしまったのかとドキドキしました。でもそれは五大ドームの交渉だったんですね。良かったです!虹に歩く時7人が支えたこと、目が覚めた時、感動して涙が出ました。この作品とても面白かったです (8月16日 0時) (レス) @page46 id: d9ff4faa7c (このIDを非表示/違反報告)
みなと - ナイタ、、、、 (2020年11月17日 21時) (レス) id: b966ddbb9b (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - News9864915さん» コメントありがとうございます!WESTさんが歌うシルエット、とても好きなのでそう言っていただけて嬉しいです〜!!WESTさん達のバラード、どれも素敵ですよね! (2019年11月28日 2時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
News9864915(プロフ) - この小説読んでから、シルエット聴くと泣けます((泣 (2019年11月27日 18時) (レス) id: 7b9d7e55b8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ふわふわさん» コメントありがとうございます!このシリーズは私にとっての初めての作品だったので不安が大きかったのですが無事、完結することができました。新作もお楽しみ頂けるよう頑張ります!最後まで本当にありがとうございました! (2019年10月20日 2時) (レス) id: cdd98bad11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2019年9月26日 1時