閑話■くまと…？ ページ27
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ぼくのいちにちは、こぐまをおこすことからはじまる。
さいきんは、いそがしすぎたし、いろいろありすぎて、こんなにやさしいかおをしてねむっているこぐまをみるのは、なんだかひさしぶり。
だから、もうすこしだけ、ねむらせてあげたい、とぼくはおもっている。でも!! きょうはくりすますいぶのひ！ だから、おへやのまわりが、がさごそ……そわそわしちゃってる。そのため、こぐまをねむらせてあげようという はいりょもあとすうふんもすれば、むだになっちゃうとおもう。だれかがわくわくして、こぐまをおこしにくるだろうから。
〔コンコンコン……♪〕
ほうら、もうやってきた。ぼくがなにもできずにいるあいだに、そのおとのしょうたいはへやにはいってきてさえいる。
だめだ、このこはまだねかせるんだ！ って、まもりたいのに、こぐまにだきしめられてるから、それもかなわない。
じたばたともがいてみてもいいけど、きっとこうかはない。それどころか、ぼくのせいでこぐまがめをさましちゃいそうだ。
「こぐまちゃん、朝やで」「おーい」「こ〜ぐ〜〜まちゃ〜ん」
ゆさゆさと、こぐまのからだをそっとゆらす。
「……………キミ、ぼくのいかりをかうなんて、いいどきょうじゃない？」
やっと……はっせられたこえに、めがきらりんとかがやくのがわかる。
「なんや、くまか」
「なんや、くまか……じゃない！ なんでおこすんだよ…むぅ」
「いやいや、くまがむぅってしたところで――いだっ」
「ぼくのわるぐちをいうからだよ、キミ」
「ええ……理不尽」
「いいから。はやくでてって。しずかに、たいしゅつすべし!! なのだよ！」
「いやだから、くまは何様――って痛い！ ２回も叩く必要あった？ 軟らかボディの割に力こもりすぎなんよな―――痛いって!!!」
「キミがぼくのことをひどくいうから、そういうてんばつがくだっただけじゃない？ ぼく、てはだしてないよ？」
「こんの、くまめ……」
ぼくたちからきょりをとって、どあちかくにたつカレ。かんぜんにてきいがぼくにむいている。そんななか、ゆっくりとこぐまがねがえりをうった。
「むぅ……くまも、かわかみさんも、しずかにして」
「「…」」
ぼくらはたがいに、ばつがわるそうにめをふせる。
しばらくして、こぐまがおもむろにちんもくをやぶる。
「くま、おはよぅ……かわかみ、さんもおはようございます…」
そのかわいさに、ぼくらはあさからだめーじをおった。さんたさん、ぼくはこぐまがいればじゅうぶんですので、ぷれぜんとはどうかこぐまにあげてください。……くまより。
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続く
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瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - ゆのさん» わわ…っ、ありがとうございます！確かに、主人公ちゃんは可愛らしい（真顔）素敵なパワーをいただけたので、さらに良いものを提供できるよう頑張ります(*´▽｀*) (2019年12月25日 18時) (
レス) id: 705dc09b7e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 主人公が可愛くて、お話も素敵で、情報の管理もしっかりされていてすごいと思います！お話楽しみに待っているので、作者さんのペースで頑張ってください！応援しています(p｀･ω･´q) (2019年12月25日 9時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
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