１４こぐまちゃんと…？ ページ14
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――――夢を、みた。
大きいお兄さんとお姉さんが、きらびやかなお店に連れていってくれた日の……。
頼まれて出てきた料理を皆でわけあって食べた。
くまの毛よりも濃い色をしたドロドロしたものを白いご飯と一緒に食べた。
それが空っぽになると、
大きな透明なコップに、色とりどりのお月さまが入ったものが出てきた。それも皆でわけあった。
甘くて、みずみずしくて美味しかった。また食べたいなって思った。
………………急に、その温もりが消えた。
――――眠ってしまっていたみたい。
でも、かわかみさんの姿が見当たらない。一昨日会ったばかりの男の人。だけど、温かかった。大きいお兄さんやお姉さんみたいだった。
((ごめんね、今年は誕生日祝えそうにない))
((大きくなって、私達に会いに来て))
((良い人に引き取ってもらって))
((遠くへ遠くへ行くんだよ))
((" くま "さんのこと、大事にしてあげてね))
大きな手が頭から離れた。優しく包まれた体が寒さに震えた。温かい温もりが消えた。ひとりぼっちで車は走り出した。泣きながら、彼らは遠くに行った。
「かわかみさん……っ」
―――また、またっ！いなくなっちゃう……。
「かわかみさんっ、どこ……」
「……っ、くま〜。かわかみさんが……っ」
「かわ……かみさんっ」
あちこち見回してみても、彼の姿は見つからない。
「どこっ、どこっ、どこっ」
皆いなくなっちゃった。皆遠くに行っちゃった。
「…………かわ、かみ……さん...」
くらりと目の前が反転した。ぐるりぐるりと景色が回る。起きていられなくなって、仕方なく体から力を抜いた。
意識がふわふわと遠くに飛んでいった。
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瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - ゆのさん» わわ…っ、ありがとうございます！確かに、主人公ちゃんは可愛らしい（真顔）素敵なパワーをいただけたので、さらに良いものを提供できるよう頑張ります(*´▽｀*) (2019年12月25日 18時) (
レス) id: 705dc09b7e (このIDを非表示/違反報告)
ゆの(プロフ) - 主人公が可愛くて、お話も素敵で、情報の管理もしっかりされていてすごいと思います！お話楽しみに待っているので、作者さんのペースで頑張ってください！応援しています(p｀･ω･´q) (2019年12月25日 9時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
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