イツメン

帰り道 ページ15

家の近くの駅に着くと､回りは真っ暗になっていた。

ヒューと風がふく。

A「早く帰ろ？寒い。」

いくら春でも､夜になると寒い。

暗い道を二人で、歩く。


A「じんってさ､好きな人居るの？」

唯の恋に､少しでも貢献出来たらと思い聞く。

じん「え！？なんで､え､なんで！？」

めっちゃ驚いてるwww

まぁ､こんな話普段しないもんなぁ。

A「なんとなく､気になってさ。居る？」

私も､少し気になるし。

じんは､うーんと俯いてから

じん「い、一応。･･･居るよ？」

A「えー！？居るの！？」

正直､居ないかと思っていたからビックリ。

じん「年頃の男の子なんだから､それ位は居ても普通でしょ！！」

顔を少し赤くしたじんが言う。

A「いや､そうだけど。じんが好きな人､え〜。」

じんに好きな人が居るとか､想像つかないなぁ。

じん「そういうAは？居ないの？」

A「私？私は居ないよ。」

まず､男に興味ないしね。

恋愛してる私は､想像つかない。

じん「あ、そうなんだ･･･」

そっけない返事が返ってくる。

そこで私の家に着く。

A「じゃあね！！」

じん「･･･バイバイ！」

じんに好きな人が居ること､唯に教えなきゃ！！

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