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第三十八訓 ページ11

「「ギ,ギヤぁァァァァァァァァ!!」」


部屋から逃げて来たA、沖田、神楽、新八は倉庫にいた。

A「・・・随分と情けない声を出すな。」

新「やられた・・・ 今度こそやられた・・・」

頭を抱える新八とは反対に、Aは淡々とふさぐ。

沖「これで副長の座は俺のモンでぃ」

新「言ってる場合か!」

言い合っていた皆だったが

A「・・・暗いな」

Aの言葉で、ここが薄暗いことに気付いた

神「確かにそーアルな」

新「誰か明り持ってませんか?」

すると沖田があ、と声をあげ、蚊取り線香を懐からとりだした。

A「あったのか、総悟
・・・なんで蚊取り線香なんじゃ?」

沖「土方さんを亡きものにするため、そっちのモンを呼び出したことがあるんでさァ
ありゃぁ、もしかしてあん時の・・・」

神妙な顔で沖田は告げた。

新「あ、あんたなんてことしてんですか!!」

A「新八の言うとおりじゃ、わっちも入れなんし」

真顔でAは言った。

新「でしょう・・・
って!!何言ってんですかAさん!」

神「銀ちゃんがあーなったのはお前のせいアルか!」

神楽は沖田に掴みかかり、ちょっと、否、かなり派手な喧嘩が起る。

新「あーもー、辞めろよお前、ら・・・」

止めようとした新八だが、扉の隙間があいてるのに気付き、そこを見た。
その途端、新八は固まった。

A「ん?どうしたんじゃ新八・・・・・」

そんな新八を気にかけたAは声をかけた。
そこでAも目を見開いた。

そこには。
赤い着物を着て、影のこい女がいた。

A「え”・・・アr「ヒェェェェぇ!!」

沖田達に声をかけようとしたAに新八の声が重なった。

そして神楽と沖田の頭を無理やり掴み、土下座した

沖神「グホォッ!」

新「スイマッセーン!!僕たちなんか食べてもおいしくないですー!!」

新八がひたすらにあやまっているのを眺めていたAだったが、扉の方を見てあの女がいないことに気付いた。

A「新八、もういないぞ」

新「え・・・」

新八はゆっくりと頭を上げた。

新「ホントだ・・・でもなんで・・・」

新八はいきなりいなくなったことを不思議に思いあたりを見回す。
するとAがあ、と声を上げた。

A「これ・・・」

Aが手にしたのは気絶している沖田と神楽の近くに転がっていた蚊取り線香だった。

この時Aと新八はある1つの仮説が思い浮かんだ。


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黄羅(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けてうれしいです!そしてご指摘もありがとうございます。区切りの良い所まで行ったら設定を大幅に変えようか検討中です。その際にはお知らせ致しますので、これからも見て頂けたら幸いです! (2021年2月5日 5時) (レス) id: 3f33cf0222 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 楽しんでいつも見てます!高杉との絡みがあって嬉しいです! ただ月詠口調がやりすぎじゃないかなって気になりました。 (2021年2月5日 4時) (レス) id: becceb0046 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ - 更新楽しみに待ってます! (2015年3月12日 14時) (レス) id: a76acd2a98 (このIDを非表示/違反報告)
桃果銀魂LOVE(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます♪ (2015年1月24日 8時) (レス) id: 3c29a828b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミシェル(プロフ) - 続きィィイイ〜!!見たい〜!!一国傾城篇とか!! (2015年1月2日 1時) (携帯から) (レス) id: eac2cfa6e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄羅 | 作成日時:2013年7月30日 20時

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