【銀魂】 〜黄金の舞姫〜 第二章

第四十二訓 ページ15

ファミレスを後にした３人は、早速万事屋へ向かった
だが、その道中、土方の携帯に１本の電話が入った

土「はい」

土方は電話相手の話を聞いているうちに、顔色をかえた

土「…そうか、分かった
　そっちは頼んだぞ」

土方は苦虫を噛んだような顔をした

土「鬼道丸、いや、道信が殺されたそうだ」

その言葉にAと沖田は驚いた

沖「鬼道丸といやぁ、あの煉獄関の…」

A「…おそらく、天導衆にやられたんじゃろ」

土方は頷く

土「拾って育ててたガキ共連れて逃げようとしてたらしい
　背後から一刺しだと」

土方は現場に向かうぞ、と言った
すぐにパトカーが到着し、現場へと向かう

現場に行くと、そこには白い布が被されている道信と、その周りで泣き叫ぶたくさんの子供がいた

「せんせーー！！」「おきてよぉーー！」

Aはその光景を静かに見つめていた
だが、見ていられなくなり、そっと視線を下にうつした
その視線の先に、あるものを見つけた
それは、天道衆の一派がもっている武器についている輪だった
Aはそれを拾い上げ、部下と話している土方のもとへ向かった

A「土方、これ」

土「…なんだ、これ」

差しだされた輪を受け取ると土方は首をかしげた

A「天導衆の一派が使う武器についている物じゃ」

土「…ヤツらの仕業ってことか」

Aは頷いた

その日は、上への報告や、子供たちの保護に追われて終わった


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