雪が丘こども病院8 (ページ1)

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おしょうがつ① ページ1

大吾Side

あ、6時28分だ

康二たち起こしに行かないとな

外を見ると少し明るくなってきてる

初日の出見るのいつぶりやろか

仕事やったり寝過ごしたりで
最近見てないんだよな

先に亮平たちからにしよかな

「どこ行かれるんですか？」

夜勤は3人

昨日、消灯時間のことで少し揉めた
看護師とは別の人が聞いてきた

大吾「康ちゃんたちが初日の出見たいって
言ってたので起こしに行ってきます
ついでに一緒に見ようかなって思ってます」

「そうですか
楽しそうですね
いってらっしゃい」

大吾「いってきます」

○○「西畑、またあの子たちなの？」

大吾「そうですけど
なにか問題でも？」

○○「前から思ってたけど
あの子たちに目をかけすぎじゃない？」

大吾「分かってますよそれくらい
でも康ちゃんたちは毎日頑張ってるのに
夏休みも年末年始も病院から出られない」

大吾「それならばせめて病院の中で
楽しい思い出作ってやりたいんです
誰にだって息抜きは必要ですよね？」

○○「あ、そう
勝手にすれば」

○○「でも、初日の出見てる間仕事は？」

大吾「それならすでに終わらせました
○○さんが休憩に入ってる間に
記録も書き終わりましたので」

○○「そこまでして」

大吾「約束の時間なので行きますね
失礼します」

ナースステーションから出て
亮平たちのお部屋へ向かう

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

大吾「大介ー亮平ー」

亮平(目を擦る)

亮平「おはよぉ」

大吾「おはよう
起きてたんや」

亮平「うん
今起きた」

大吾「ちゃんと寝れた？」

亮平「寝れたよ
大ちゃん、朝だよ
初日の出見るんでしょ」

大介「んー、、
、、、え？あさ？
としこしは？」

亮平「トランプしながら寝てたよ笑
起こしたけど起きなかったの大ちゃんだよ！」

大介「、まじかよー
りょうちゃんはおきてたの？」

亮平「うん！
大ちゃんと一緒に康二も寝ちゃったから
ふっか先生と大吾くんと年越ししたよ！」

大介「うわっ、やらかしたー」

亮平「来年また頑張ろ？笑」

大介「らいねんぜったいりべんじする！」

亮平「初日の出まで時間ないから
早く康二たちのお部屋行こ！」

大介「うん！」