【A3!】私ね、お姉ちゃんのこと大嫌いなんだ

第22話 暴れたがり闇 ページ23

？？「どうせ、その死んでしまった表情筋は戻らない。分かってるんでしょ？」



貴女「分かってるよ」








戻そうと笑ってみたり、頰を膨らませてみたりした



でも、変わらなかった



顔が痛くなっただけだった









？？「それにさ、人を信じないんだから対処しなくてもいいじゃん。面倒なだけだよ」



貴女「そうだね」



？？「次はいつ、交代してくれるの？最近はヒマなんだよねー」



貴女「私は交代したくない。次、交代したら……」



？？「レニに見捨てられるかも知れない？」









やっぱりお見通しか



彼女………いや、彼のほうがいいのか



彼は私だ



彼にとって私の考えを読むことは寝るよりも簡単なのだろう



そして、私にとっても彼の考えを読むことは寝ることよりも簡単だ



彼は暴れたいんだろう



私の身体に取り憑いて、好きなだけ暴れたいんだろう









？？「君の予想通りだよ。ボクは暴れたい。暴れて、暴れて、暴れまくりたいんだ」



貴女「………また………今度ね」



？？「うん。また今度」









私は彼が暴れることを止めれない



違う、止めたくないんだ



もし、彼が暴れなかったら………



私は







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死んでいるのだから







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