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黄「 …なるほどな 」
騒ぎを聞きつけてやって来てくれた淳太に事の次第を説明すると、意外とすんなり受け入れてくれて。
すっかりうちに懐いてくれた二人を膝の上に乗せて座り、淳太の説明を受ける。
『 ……やっぱり、警察に言うた方がええんやろか 』
黄「 …まあそらそうやろうけど、 」
赤「 …!!…いややぁ!! 」
緑「 とも、だいきとお姉ちゃんとおる!! 」
『 んんん、かわいい。 』
橙「 完全にAに懐いてるなあ 笑 」
桃「 ……俺のAが 」
青「 今はそれどころちゃうやろ 」
珍しく正論を言う流星に、沈むのんちゃん。
それを見た二人が面白そうに顔を見合わせて笑っているのを見て心が安らぐ。
…ああ、浄化されてく… (?)
黄「 …かわええのはわかるけど、やっぱり警察には言うべきやで 」
『 …そうやんなあ… 』
赤「 …また、おかんのトコ戻らなアカンの? 」
緑「 …!!いや!!ぜったい いやや!! 」
紫「 叩かれた以外に、オカンになにされたか言える? 」
赤「 …ごはん食べさせてもらえんかった 」
緑「 なんかね、ともはだいきが守ってくれたけど、だいき、いつも酷いこと言われててん、 」
青「 …例えば? 」
緑「 あほ、とか、きえろ、とか、…あんたなんか、産むんとちゃうかった、とか 」
『 っ… 』
……児童虐待、育児放棄。
認めたくはなかったけど、いざ考えてみればすっぽりとハマるその言葉。
………さいっあくな親やな
橙「 …やっぱ、警察行こ?な? 」
黄「 せやな。このままやったら、俺らが誘拐したと思われてもおかしくないし。 」
桃「 …!!なんで、 」
黄「 よう考えてみ?相手は平気で虐待するような親やで? 」
『 …うちらを訴えて、金だけ持ってく可能性もあるってことやな、 』
紫「 …!!そういうことか、!! 」
大毅とともの二人はめっちゃ不安そうな顔しとったけど、やっぱりここは警察行くべきやなって、みんなの意見がまとまった。
それからは児童相談所とかあるし、なんとかなる、やろ。
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作者名:こちゅん | 作成日時:2022年6月11日 19時