天使と暮らしてみた結果【 JW 】 (ページ6)

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『っ…大丈夫、なんやろか』

青「 …そう信じるしかないやろ」

あれから警察行って、子供を保護しました、って言うて、虐待されてるかもってことも一応伝えといた。

携帯番号とか名前聞かれて紙に書かされたけど、第一うちらは赤の他人な訳やし連絡なんて来んかもしれん。

それでも、彼らのことが気がかりでしょうがなかった

『 ……うち、あの子らにまた会えるって言うてもうたけど、ホンマにまた会えるんかな』

桃「だあいじょうぶやって！！」

紫「連絡先も書いてきたんやし会えるやろ！！」

橙「 …でも、ホンマに連絡来るんやろか」

黄「 …可能性、高くはないよな」

そんな照史と淳太の言葉に肩を落とすうちら。

…もう会えへんのやろか。

そんな不安を心に抱えたまま数日が過ぎ、それから動きがあったのはうちの仕事が休みやった日のこと。

その日はたまたまのんちゃんも休みやってんけど、よく知らん番号から、うちの携帯に連絡が入って。

『 …誰やろ』

桃「一応出てみて変な人やったら切ればええんちゃう？」

『せやな。……もしもし』

〈 …！！もしもし！！AAさんの携帯でお間違えないでしょうか！！〉

『え？』

〈僕、児童相談所で働いてます、大橋って言います！！〉

『 …！！』

めちゃくちゃ元気な電話相手のその人は児童相談所の方らしく。

児童相談所、と聞いてすぐ出てきたのは、この間の子供二人のことで。

〈よかった繋がった！！丈くーん！！繋がったでー！！〉

〈はいはいわかったわかった〉

〈ちょ、はっすん、電話繋げたままやねんから、はよ本題入らなアカンのちゃう？〉

〈あ、せやった！！すんませんホンマ！！！〉

『ああいえ…。…それで、なにかあったんですか？』

〈あっ、えっと、大毅くんと智洋くんのことなんですけど！！〉

その後発覚したことなのだが、ずっと “ とも ” という名前だと思っていた弟の彼は、どうやら本名が “ 智洋 ” だったらしく。

まあ、わかったからと言って呼び方は変えてへんねんけど。

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