花言葉を誓う。 (ページ2)

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ガーベラ(１) ページ2

▼▼▼明莉視点▼▼▼

明莉「きょ、今日からお世話になります。西山明莉です。初めてのアルバイトなのでわからないない事がたくさんありますが、よろしくお願いします・・・！」

4月20日、私は人生初のアルバイトに挑戦しようとしている。

こういった日は普通、青い空が広がる清々しい天気になるものじゃないのか。

今私の目に写る色は……………灰色なのだが……………。

本のようにはいかないか、と少しショックをうけたものの、初アルバイトで働ける事にワクワクしていた。

だって、本屋さんで働けるのだから！

本が大好きである者にとって本屋で働ける事は夢のような仕事だ。

毎日のように本を手に取ることができる。

小さい頃から小説やマンガ、ノベルなどとにかく読むものが好きだった。

いや、読むことが好きだった。

小中と、図書委員に必ず入り、毎日図書室に行っては本を読んでいた。

……とにかく私は本が好きだ。

だから今日はすごく嬉しい。

これから毎日、本と一緒に過ごす時間が長くなると思うと……もう………！

けれど舞い上がっていたのもつかの間、ある問題が発生してしまった。