怪 盗 さ ん と の 恋 物 語 #3【黒羽快斗】

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あれから少年探偵団のみんなとしばらく話をしていると、ポアロの扉が開き、大好きな幼馴染2人がやって来た。



『 …蘭！園子！ 』

「 あら？Aじゃない！ 」

「 Aも来てたのね！ 」

『 まあね、ちょっと癒しを頂きに… 』

「 癒し…？ 」




おっと、口が滑った。


……なんだかんだ言って、新一だけじゃなく蘭や園子も過保護だから、変なこと言うとすぐ落ち込んでるのとかばれちゃうんだよね。




「 …A、ちょっと家きて話そ 」

「 え、蘭？ 」

「 園子も！ 」

『 え、えぇ？あ、梓さんごちそうさまでした！ 』

「 Aお姉さんばいばーい！ 」

『 ばいばい！ 』




蘭に腕を引っ張られて探偵事務所までの階段を上がる。…まあ実際に行くのは蘭たちが住んでる3階なんだけど。

あ、ポアロのお金はちゃんと払ったからね




『 蘭？どうかした？ 』

「 …どうかしたのはAの方でしょ？ 」

『 え？ 』

「 A、江古田でなにかあったんじゃない？ 」

『 江古田でって…なんで… 』

「 だって、明らかにいつものAと様子が違うんだもん。笑顔も作ってた気がしたし 」

「 あーでもそれは確かにあたしも思った！

なーんかAのいつもの笑顔とはちょっと違ったのよねー 」




……そんなに笑顔下手くそだったかな


…無意識だったかもしんない。




「 それで？何があったの？ 」

「 なーんでもこの園子様が聞いてあげるから全部吐き出しちゃいなさい！ 」

『 園子…蘭… 』

「 友達と喧嘩でもした？…それとも、カイトくんとのこと？ 」

『 …うん、ちょっと快斗のことで、 』

「 よーし恋愛相談ならドンと来いよ！さあ！話してみて！ 」




若干園子の圧に押されつつも、少しずつ話してみる。

…幼馴染だからなのか、白馬くんに話したときよりもすんなり伝えることができた




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