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「 園子！ 」
園子を助けに行こうとする蘭を、快斗扮する新一が腕を掴んで引き止める。
「 新一…？！ 」
「 余計なことすんなって 」
快斗がそう言ったのとほぼ同時に、中富さんの後ろにいたガードマンらしき人たちから聞こえてきた苦しそうな声。
何事かと思って見てみれば、園子の王子様──京極真さんが次々とガードマンさんを倒していた。
「 うわあっ！！ 」
「 ぐうっ…！ 」
「 ぅああっ！！ 」
「 ぐっ？！ 」
そんな京極さんを見た観衆から巻き起こる、拍手の嵐。
……絶対京極さんは敵に回しちゃいけないね。
「 ……彼女は自分の連れですが、なにか？ 」
「 テ、テメーは…！ 」
「 もー…真さん！メールくらい見てよね！ 」
「 すみません、機械に疎いもので… 」
「 っ…うおおおおっ！ 」
京極さんと園子が話しているのにも関わらず、京極さんに殴りかかる中富さん。
…だけどまあ京極さんに当たるわけもなく、見事にかわした京極さんは、中富さんの腕をひねると首をトンッと打ち、最後に一撃を食らわせた。
そして、悪役がやられたときのテンプレを吐き捨てて逃げていく中富海運社長。
「 くっ…覚えてろよ！次は容赦しねえからな！ 」
「 …真さん！園子、怖かったぁ…っ！ 」
「 遅れてしまい、申し訳ありません、 」
「 Hey,Karate Boy!
(ヘイ、カラテボーイ！) 」
「 How brave!
(カッコイイ！ ) 」
『 かい、……新一、あの人たち、なんて言ったの？ 』
「 カッコイイ、って褒めてんだよ 」
危うく快斗って呼びそうになってしまった私を、快斗がジト目で見る。
……ごめんて。
「 園子！大丈夫？！ 」
「 うん！真さんが守ってくれたから！ 」
『 京極さん！お久しぶりです！ 』
「 こちらこそ。…あなたは？ 」
「 はじめまして、工藤新一です 」
「 京極真です。……なんだか工藤くんとは初めて会った気がしませんね 」
「 いっ…？！ 」
『 き、気のせいですよきっと！！
ほ、ほら、新一ってよく友達にいそうな顔してるし！ 』
「 は？！ 」
「 …確かにそうかもしれませんね笑 」
……さすがは京極さん、鋭い。
京極さんって快斗と戦ったことあるから、そういうのわかっちゃうのかな。
「 さあ、マーライオンも見たし、そろそろホテル行きましょ！ 」
「 あ、それが… 」
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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (
レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 好き!!こう、あの、その…好き!!（語彙力）更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！KOCHUCHUさん！応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2021年6月13日 18時
