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「 ──ええ?!大会に出場できなくなった?!

わたし達、真さんの試合を観に来たのに?! 」

「 すみません。今日のトーナメント、自分はある方の招待を受けてエントリーしていたのですが… 」

「 つまり、スポンサー? 」

「 はい。弁護士をされているシェリリン・タンという方が、旅費、滞在費、すべて出すから出場してみないかと…。

ただ、その方が突然亡くなられてしまって… 」




京極さんの話を真面目に聞いていた私だが、ふと、快斗が食べていたお菓子が目に入る。


……いいな、私も食べたい。




『 ね、一口ちょうだい 』

「 ……は 」

『 だめ? 』

「 …あ、や、別にいいけど、、 」

『 ん、ありがと! 』




痛いほど突き刺さってるアーサーくんの視線はきちんと無視して、改めて京極さんの話に耳を傾ける。




「 そして今日、その方の関係者から、話はすべてなかったことにしてくれと言われました。 」

「 そんなぁ… 」

「 この大会には、シンガポール最強と言われる選手も出場されるとか…

一度、戦ってみたい相手だったのですが…… 」

「 …よっしゃあ!そのスポンサー、わたしがなる! 」

『 え?! 』

「 わたしに任せなさい! 」




そう言った園子は、どこかに電話をかけ始め、ものの数十秒でこちらにブイサインを向けてきた。


……次郎吉さんあたりかな。




「 万事解決!真さん、招待選手として再エントリーできたから! 」

「 本当ですか、園子さん! 」

「 うん! 」




…園子、幸せそうだなあ。

なんて保護者のような目線で見ていると、満面の笑みで私と蘭に抱きついてきた園子。




「 真さんのホテル、わたし達と一緒にしちゃった…!

Aには悪いけど、ダブルデートだね! 」

「 ふふ、そだね笑 」





ごめんね、なんて謝られてしまったので、ちゃんと大丈夫だよって言っておいた。



……姿は違えど、快斗と一緒にいれることには変わりないんだし。




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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
- 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時

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