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『 ねえ園子 』
「 ん?なに? 」
『 なんか警備の人たち多くない? 』
「 あぁ、それなら… 」
なんだか騒がしくて園子に聞いてみると、丁度おじさんも園子のお父さんに同じようなことを質問していたみたいで、タイミング良く園子のお父さんが返答した。
「 予告状から読み取れたのは日にちのみ。
ですから今晩から泊まりがけで警備に当たられるそうで…いつ、どこから、怪盗1412号が来るともしれませんので… 」
園子のお父さんの言葉に、なるほどね、なんて感心していると奥の方から怒鳴り声が聞こえてきた。
あれは……茶木警視?
「 川だ川だ!!怪盗1412号はこの博物館の側を流れる提無津川からここに侵入する気だ!!川側の警備に人員を割けといっただろ!! 」
「 提無津川ですか…? 」
「 ええ…予告状の “ 波にいざなわれて ” は、提無津川の流れにのって来るという事です!この近辺で波立つ場所は提無津川しかありませんからな! 」
……確かに茶木警視の推理にも一理あるとは思うけど…
『 ねえ新一 』
「 ん ? 」
『 1412号の予告状見せて 』
「 おー、 」
『 ───エイプリル・フール…
月が2人を分かつ時、漆黒の星の名の下に、波にいざなわれて我は参上する…怪盗…、怪盗なに?これ 』
「 わかんねえんだよ。園子のお父さんが怒って破っちまったらしいからな。それを張り合わせたから見えねえんだとよ 」
『 へー… 』
予告状の最後が切り取られていて見えず、どういうことか新一に尋ねると、どうやらそういうことらしい。
ま、私は全部知ってるけど、新一にキッドと知り合いだなんて知られたらかなり不味いので、あくまでも知らないフリ。
…私が予告状見てる間に、おじさんが沖野ヨーコちゃんがどうとかって言ってたけど、どうせ関係ないだろうし知らないフリしとこ(最低)
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時