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「 しかしのォ…今回のが例外ということは、キッドの仕業に見せかけた模倣犯、なんてことはないのか? 」

「 いや、あの予告状は間違いなく奴が出した物だ 」

「 きっと、機会を見てもう一度日時を書いた予告状を出し直すつもりなんじゃない?

ホラ、今はスケジュールがいっぱいで都合がいい日を待ってるとか! 」




そう園子が言うけど、隣にいる新一は腑に落ちないような表情。

……新一は今どこで悩んでるんだろ。




『 新一、渋い顔してるけどなんか気に入らない所でもあったの? 』

「 いや…もしも仮に園子の言う通りだったとしたら、奴は一体何を待ってるって言うのかわかんなくてよ 」




さすがは新一とでも言うべきなのだろうか、目のつけ所は間違っていない。


気付くまであと少し、って所かな




『 ……さすがに私に聞かれてもわかんないからね 』

「 だろうな 」




ジト目で私に向けてそう言う新一。


……あれ、もしかして今私貶された????





「 さすがに大盛況ね! 」

「 うん! 」

『 でも1番人気がキッドのお宝返却予定地って…笑 』

「 さすがはキッド様!!!♡ 」

『 ……ちょっと龍馬かわいそう 』

「 まあ確かにね笑 」




せっかく自分の展覧会開いてもらえたのに、1番大盛況の場所が自分の盗まれた物を返しに来る怪盗キッドの返却予定地って……ねえ?

かわいそうだよね、なんて園子と蘭と話していると、突然返却予定地から鳴り出した “ ビーッビーッ ” という警報音。




『 うわっ?! 』

「 っちょ、A?!大丈夫?! 」

『 だ、大丈夫大丈夫…びっくりして腰抜けただけだから… 』

「 A姉ちゃん、立てる? 」

『 多分、、 』

「 やっぱAってビビリよね笑 」

『 ビビリじゃないってば園子!! 』

「 警報音くらいで腰抜かしてる癖に〜? 」

『 ……何も言い返せない 』

「 大丈夫よA、ちょっとビビリな方がかわいいから 」

『 らぁん、、 』




今の警報音は男の人が悪ふざけでペットボトルを投げ入れ、それでセンサーが反応して鳴った音らしい。

……中にはびっくりして腰抜かす人もいるんだから、ちょっとはその人のこと考えてほしいよね。






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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時

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