・ ページ11
・
森「佐倉先生!片岡先生!
三浦佑星くんのお母様から正式に入塾の申し込みがありました!」
佐倉「え、本当ですか!」
森「はい!」
黒木「なにか?」
佐倉「いえ、よかったです」
黒木「よかった…その言葉は全員合格してから言ってください。
桜花の塾生を全員合格させる、それが我々の仕事です」
・
・
「かんぱーい!」
目の前の黒木先生とグラスをコツンと合わせ、
喉にウーロン茶を流し込んだ。
本当はお酒を飲みたいところだけど、
弱いし、明日も仕事だからね。
「三浦くんのこと、よかったですね!」
黒木「ですから、よかった、という言葉は…」
「わかってますよ。でもとりあえず、ってことです!」
黒木「…そうですね」
一口ウーロン茶を飲むと、
黒木先生はネクタイを緩め、
髪を崩した。
「…」
黒木「なんですか?」
「いや…初めて見ました、オフの黒木先生」
黒木「そうですか」
「そっちの方がいいですね」
私がそう言うと、
黒木先生は少しだけ口角を上げた。
あ、笑った。
黒木「ところで」
「はい?」
黒木「灰谷先生は貴方が桜花にいることを知らなかったんですね」
「…あぁ、まぁ、」
黒木「なぜです?」
「いやまあ、大した理由はないんですけど…」
黒木「…」
「…って、そんなこと興味ないですよね?」
黒木「なくはないですよ」
「それはそれは…意外ですね」
・
黒木先生と分かれ、
帰路につくと、
黒闇から現れた灰色のスーツ。
灰谷「A」
「毎日のように待ち伏せって、ルトワックは暇なんですね?」
灰谷「…教えてほしい。
どうして桜花にいるのか。
どうして置き手紙ひとつで出て行ったのか」
1話 Fin.
ーー
順位10位ありがとうございます、!!
・
322人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅茶(プロフ) - 埜多羅さん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!! (2021年12月7日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - なっちゃんさん» ありがとうございます〜! (2021年12月7日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - ごめんなさいm(_ _)m💦間違えて1つ多くコメントが… (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 毎日見に来てしまうくらいとても好きになりました(笑)これからも頑張ってください! (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 毎日見に来てしまうくらいとても好きになりました(笑)頑張ってください! (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅茶 | 作成日時:2021年11月25日 0時