第五十四話 ページ12
A視点
次の日
社長が襲われたという連絡をもらい、必死に病院に駆けつけると、病室から大きな声が聞こえた。
敦くん「社長が襲われたって本当ですか！」
あんなに強い人がそんな簡単にやられるわけない...みんなそう思っていたに違いない。
急いで病室へ向かうとぐったりとした社長がベットで横になっていた。
「く、国木田さん...」
思わず近くにいた国木田さんへ顔を向ける。
国木田さん「あぁ、一命は取り留めたが、謎の症状で意識不明...与謝野女医でも治せんらしい」
「そんな...」
謎の症状...？与謝野さんでも治せないってことは...異能...。
太宰さん「聞き込みをしてきたよ！」
太宰さんが扉を開けて入ってきた。
太宰さん「路地裏で異能者が夜襲を受ける、すでに何人か死者も出てるらしい」
国木田さん「犯人の特徴は」
太宰さん「正体不明の異能を使う事と、仮面をかぶっていることだけ」
「仮面の暗殺者...こわ...」
社長の方をチラリと見て、いつもの威厳ある姿が思いつかないほど弱り果てた姿に心がいたむ。
太宰さん「もっとも、私たちが走り回る前に犯人は死ぬかもしれないけどね」
敦くん「え？」
「なぜ...」
太宰さん「二人とも...このまちで”異能者殺し”が大活躍して、一番困る組織はどこだと思う？」
敦くん「えっと...」
「異能特務課とか...？」
敦くん「あ、確かに！」
太宰さん「......逆だ」
「ポートマフィアだよ。夜の管理者たるマフィアの預かり知らぬ暗殺は、異能者所帯であるポートマフィアにしてみれば鼻先でナイフを振り回されるような屈辱行為だ。これで若し、マフィア側にも犠牲者が出れば.......」
国木田さん「マフィアの威光も地に落ちる...と云うわけか」
「でも...被害が出る前から動くでしょうか...？」
太宰さん「常に先手が勝つ、マフィアのボス、森さんの口癖だ、必ず動くさ。それにマフィアの網は深く広い、今頃は隠れ家ぐらい突き止めている頃かもね」
そっか...あのポートマフィアが相手なら、きっとすぐに片付くだろう。
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水無月麗(プロフ) - 花華�爛魯��瓩気�» えええめっちゃ嬉しいいい😭楽しんで読んでもらえていたようで自分も満足しました😌ありがとうございます！！🙇♀️これからも頑張ります💪 (3月18日 11時) (
レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
花華�爛魯��� - 完結おめでとうございます！！毎日最新ないかな？と確認し見ていた大好きな小説が完結となると少し寂しく感じますね、これからも頑張って下さい！応援してます👍！ (3月17日 17時) (レス) @page47 id: 0fbaa962de (このIDを非表示/違反報告)
水無月麗(プロフ) - ペルーさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです😭 今後も更新頑張ります！！ (3月3日 21時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
ペルー(プロフ) - 更新お疲れ様です😌 いつも楽しく読ませてもらってます！ 応援してます〜 (2月26日 8時) (レス) @page12 id: 770cc50ee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 麗 | 作成日時：2024年2月17日 6時
