文スト太宰治〜君とならば生きてみてもいい〜

第三十三話 ページ36

太宰さん視点


敦くん「ま、まぁまぁみなさん一旦落ち着いて〜」


鏡花ちゃん「......結局太宰さんはサボり...じゃあ敦くんも」


敦くん「ち、違っ！」


太宰さん「ちょっとぉ〜自分だけ言い逃れようなんてひどいじゃないかぁ〜、この際サボりコンビとして名を知らしめるべく毎日一緒にサボらないか〜い」


「ちょっ、太宰さん！サボったこと認めないでくださいよ！」


太宰さん「おっと...忘れてくれ給え」


国木田さん「無理だ！」


乱歩さん「マスターココア一杯！」


鏡花ちゃん「私はホット牛乳...」


国木田さん「お前はサ・ボ・り、だ！太宰！」


太宰さん「はいはい〜も〜うるさいな〜」


「あ、私はカフェラテで」


　叫んでるやつとオーダするやつ、ほんっとみんな自由だなぁ。


太宰さん「ところでAちゃん、仕事の方は順調かい？」


「あ、はい！みなさんとてもわかりやすく説明してくださって」


太宰さん「うんうんそれはよかった、先日は賢治くん敦くんとの仕事だったようだけど」


「あぁ...あーそーですねー」


太宰さん「どうしたんだい？遠い目をして」


「あははははー楽しかったなー」


これは...何かあったのだな、悪いことではなさそうだけど。


太宰さん「そう、それはよかった」


「あんなのもう2度とごめんですけど」


ごめんか、おおかた賢治のまっすぐなやり方に驚いたってとこかな。


　確かにあれは自己流すぎて全く参考にならない、私は好きだけどね。

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