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第二十二話 ページ24

太宰さん視点


 彼女はやはり何かを抱えている。


 家族の死、恋人、友人の死...それとも彼女自身が殺人を犯している...か。


 とにかく、これは入社試験だ。捕虜役の国木田君から情報を抜き出すことが目標。


 その過程も審査対象ではあるが、彼女先程から青ざめた顔をしている。大丈夫だろうか?


太宰さん「さて、データベース...君から情報を聞き出すのはとても困難だと聞いたが...本当だろうか?」


国木田さん「...当たり前だ!何があろうと俺がお前らに情報を渡すことなどありえん!」


 くっくっ...国木田くんの演技というのもなかなか見ものだ。


太宰「そうかい?では...この手を使うしかないかな」


国木田さん「!...お、俺はどんな拷問にも動じなければ、脅迫だって通じないぞ!」


太宰さん「そうかい?なら...これはどうだろう」


と、Aちゃんを国木田くんの前へ連れて行く。


 一瞬国木田くんは「おぉ、これが新しい社員候補かぁ」と言ったような顔をした後、


国木田さん「そんな少女に俺の理想は狂わせん!この仕事を失うわけにはいかんのだあ!」


と叫んだ。あぁ、演技してもあまり普段とキャラ変わらないじゃないかぁ、つまんな〜い。


乱歩さん「太宰」


突然乱歩さんが話しかけてきた、何か重要なことを言わんとしている顔だ。


太宰さん「乱歩さん...なんでしょう?」


乱歩さん「Aちゃんを守ってやれるのは君だけだ」


私だけ?乱歩さんはそれ以上何も言わなかった、きっと言う必要がなかったのだろう。


 その時になればわかると言うことか...。

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水無月麗(プロフ) - MANA☆さん» ありがとうございます😭 頑張ります! (2月8日 20時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - わ、和歌月ちゃんが可愛いです…応援しています!投稿頑張ってください! (2月8日 17時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 麗 | 作成日時:2024年1月30日 16時

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