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第十二章 ページ14

太宰視点


 私は最近財布を無くして蟹缶を買うのにも一苦労の財力だったが、

彼女の美味しいと言った顔があまりに可愛く「好きなだけ食べ給え」なんて言ってしまった。


 ...!可愛い...か、何年ぶりの感情だろうか。


 部屋に戻ると彼女の小さな背中がなんだか寂しくて、

柄にもなく胸が締め付けられ、彼女の役にたちたいと思った。


 初対面の私にこんなことを思わせるのは彼女の異能?いや、だとしても私に効くはずがないか。


「あ、おかえりなさい!太宰さん」


太宰さん「ただいま〜なんか夫の帰りを待つ妻みた〜い」


「え?え?なに」


太宰さん「あ〜なんか酔ってきたかも〜」


彼女の事情は詳しくわからないが、それは今聞くことでないだろうし、

探偵社員になるのなら入社試験もあるはずだ。


「じゃ、じゃあそろそろ寝ましょうか」


太宰さん「うん。布団も敷いてあるから、其のほかの設備も好きに使ってくれて構わないよ、探偵社員になったらそこは君の部屋だ」


「はい!何から何までありがとうございます」


太宰さん「気にすることはないよ、それじゃあまた明日」


「はい、また明日」

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水無月麗(プロフ) - MANA☆さん» ありがとうございます😭 頑張ります! (2月8日 20時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - わ、和歌月ちゃんが可愛いです…応援しています!投稿頑張ってください! (2月8日 17時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 麗 | 作成日時:2024年1月30日 16時

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