第十章 ページ12
太宰さん視点
「ピンポーン」
突然自宅の呼び鈴が鳴った、こんな時間に誰だ?今襲撃でもされちゃ困る、
なぜって今蟹缶とお酒を楽しんでいるから。
玄関外を覗くと乱歩さん...と女の子?
太宰さん「乱歩さん、こんな時間にどうしました?」
乱歩さん「おお太宰やっぱ起きてたー実はねこのこの世話を頼みたくって、明日まででいいんだけど」
太宰さん「いいですけど...?この子はどう言う...?」
乱歩さん「あぁ、異能力者だよ!探偵社員にしようと思う」
「はぁ?」
突然女の子は驚いた。其の様子だと知らなかったのだろう。
乱歩さん「まぁいいじゃなか〜君だって今のままじゃ警察いきも時間の問題だろ?」
「そ、それはそうですけど」
乱歩さん「ところで、君名前は?」
名前も聞かずに連れてきたのか...全く。
「和歌月...A...ですけど」
むすっとした調子でそういう彼女は、どこかこの世界の女性とは違った。
乱歩さん「A...ちゃん!だね!僕は江戸川乱歩、で!こっちが太宰だ!」
太宰さん「太宰治です。」
そういうと彼女は私をじっと見つめ、軽く会釈をした後に目を逸らした。
まぁ、乱歩さんと彼女の会話で大体の状況はわかったし、
実は柄にもなく彼女の変わった雰囲気に惹かれているのもまた事実。
太宰さん「とりあえず、中にどうぞ。」
乱歩さん「あ、僕はいいや!早く帰ってお菓子食べたいし」
太宰さん「...そうですか。それじゃあまた明日」
突然初対面の私と彼女を二人きりにするあたり、乱歩さんらしいが、
突然得体の知れない男の部屋に泊まること、彼女はどう思っているのだろうか。
太宰さん「...外は寒いし中に入ろうか」
「え...は、はい!」
やはり緊張してるようだった。あいにく私の家には布団が一枚しかないが、隣室が空いている。
具合よく隣室の鍵は私が預かっているし、彼女にはそこで寝てもらおう。
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水無月麗(プロフ) - MANA☆さん» ありがとうございます😭 頑張ります! (2月8日 20時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - わ、和歌月ちゃんが可愛いです…応援しています!投稿頑張ってください! (2月8日 17時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 麗 | 作成日時:2024年1月30日 16時