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『来てしまった...』
真緒に誘われたゆうくんは即答で了承した。
その時の目の輝きといったら半端じゃなかった。
捨てられて暫くご飯を食べていなかった子犬がついに新しい主人を見つけ、美味しいご飯を目の前にした時のような...。
あんな瞳で
「Aくんが良かったら一緒に行きたいな」
と言われた俺は拒否権がないのと同じだろう。
あの可愛さに勝てるはずがないのだから。
衣「A、お揃いでバレッタ付けないか?横髪長いからバレッタで止めようぜ!」
『んー、そうだな。邪魔くさいと思ってたからそうしようかな』
衣「何色にする?いろんな色あるぜ?」
『真緒と一緒の色が良い』
衣「えっ!?」
なんで驚くんだ?
そう言いたかったが、
凛「俺は赤のほうが良いと思うけど」
凛月によってその声はかき消された。
『あ、そうか?凛月がそう言うなら赤にしようかな...』
衣「...いや、俺と一緒の色にしようぜ!」
『え、あー...ゆうくんはどう思う?』
真「僕!?う〜ん...あ!これはどうかな?少し淡い赤色!」
『淡い赤色か...』
真「うん!真緒くんのバレッタの色と凛月くんの推してた色を合わせたらこの色かなって!」
『..うん、そうだな!それにする!』
お気に入りになるであろうバレッタを買い、俺達は凛月の安眠枕を選んだ。
その後は少し話して家に帰った。
家の中に入り玄関を閉めた途端、俺は頬が緩むのを必死に抑えようと頑張った。
が、抵抗虚しく、だらしなく緩んでしまった。
その時
(プルル...
『電話?』
非通知の電話がかかってきた。
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更新できなくてすみません!
学校が忙しいので、時間がある時に少し書いて保存するのを繰り返ししてました!
休日はできたら1日に2話程更新するのでこれからも見てくださると嬉しいです。
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作者名:ゆうきよ | 作成日時:2018年3月21日 22時