【d!】小噺つめあわせ【短編集】 (ページ10)

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それに私とショッピくんだって、ある日突然他の人達と同じ様に消えてしまうかもしれない。

夜になると、ふと不安になって眠れなくなる。

ショッピくんが隣で寝ている布団からこっそりと抜け出して、私はぼんやりと窓の外を見上げていた。

shp「…A、まだ起きとったん？」

「うん。…なんだか寝付けなくって」

shp「そっか」

「ショッピくんは？」

shp「俺は喉渇いたから、水飲みに来た」

ショッピくんはペットボトルに入っている水をコップに注いで、ちびちびと飲み始めた。

「ねえ、ショッピくんは不安にならない？明日になったら突然、皆みたいに消えてしまうかもしれない…って」

shp「とにかく今は足掻いて生き続けるしかないやろ」

「そうだよね…」と私は言いながら、窓からそっと離れた。

shp「A。とりあえず寝て、また明日に備えようや」

「うん。…ショッピくん、おやすみなさい」

ショッピくんは赤子をあやすかの様に、優しく私の背中を叩いてくれる。

shp「…おやすみ、A」

私達は明日もふたりぼっちの世界を生き続けていくのだ。

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初shpくんです。
日常崩壊をテーマに書かせて頂きました…！