心の音/rbr※ ページ47
※軍パロ設定です。
戦争が始まり、ロボロくんが戦争に参加することになった。
私も志願を考えていたが前回の戦争の足の怪我が完治しておらず、足でまといにしかならないので留守番組となってしまった。
「ロボロくん、ちょっとこっちにきて」と私が手招きをしながらロボロくんを呼ぶ。
「Aさん、どうしたん？」と返事をしながら、ロボロくんはトコトコと歩きながら私に近付いてくる。
うーん、思ったよりもロボロくんと距離があるなぁ。
「ロボロくん、あともう少し近付いてきて」
rbr「これでどうや？」
「もう少し」
rbr「あとどんだけ近付けばええの…」
「私が良いって言うまでね」
私はどんどん近付いて来るロボロくんの身体をを抱きしめると、「うわっ！！」とロボロくんの大きな驚く声が上がる。
そしてロボロくんの胸にぴたりと耳を当てると、トクントクンとロボロくんの心臓の音が聴こえてくる。
その音はとても心地が良い。
「あれ？ロボロくんの心音、ちょっと速くなった？」
私に指摘をされたロボロくんの心音は、急速にバクバクと音を立て始める。
rbr「あのAさん、そろそろ勘弁して…」
キャパオーバーなのか顔を真っ赤に染めたロボロくん、相変わらず女子に耐性がなさすぎるのでは。
ちょっとロボロくんの将来が心配になってくる。
そんなロボロくんを見ていると、なんだか揶揄いたくなってくる。
「嫌よ、離さない」
「えー…」と言いながら、恥ずかしながらも困惑するロボロくん。
「…私もロボロくんと一緒に戦争に出たかったなぁ」
rbr「Aさんは、とにかく今回は怪我を治すことに専念してや」
「…ロボロくん、絶対に死なないでね」
rbr「縁起でもないこと言わんといてや。俺はAさんを置いて先に死んだりなんかせんよ」
「うん…。ロボロくん、いってらっしゃい」
「いってきます」と言って、ロボロくんは私の腕の中からするりと抜け出した。
どうかずっとずっと、ロボロくんのこの音が途絶えませんようにと願って。
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戦地に赴くrbrを見送る夢主でした。
軍パロって難しい…！！！
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