お疲れ様/tn ページ33
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今日はトントンが久し振りに帰って来る。
ガチャリと鍵の施錠が開いた音がしたので、私はすぐさま玄関へと駆け寄った。
tn「A、ただいま〜」
「おかえりなさい、トントン！」
tn「なかなか家に帰れんくてすまんな」
「仕事忙しいんでしょ？仕方ないよ」
久し振りに我が家に帰って来たトントンは相当疲れているのか帰ってくるなり、リビングのソファで突っ伏していた。
一体彼は、今回は何度徹夜をしたのだろうか。
帰って来るといつも疲れ果てているトントンの姿を見る度に「お願いだから、転職をして欲しい」と何度も口から出掛かりそうになる。
責任感が強くて真面目なのは彼の良い所だけど、身を削り過ぎて身体を壊すのだけはどうか避けて欲しい。
「トントン、こんな所で寝たら風邪引くよ」
tn「んー」
寝ぼけているのかトントンから返って来る言葉は曖昧で、眠りこけているトントンにブランケットを掛けてあげる。
トントンが寝ている間に、夕飯の支度をしてしまおうか。
いつも仕事を頑張っているトントンの為に、大好きな物を沢山作ってあげよう。
きっと食事もまともに出来ていないだろうから。
「トントン、ご飯出来たよ」
夕飯の用意が出来たのでトントンに声を掛けると、眠い目を擦りながら「もうちょっとだけ…」と言ってトントンは私を自分が寝ているソファに引き寄せる。
「わっ…！トントンさーん？」
トントンの抱き枕状態になった私は、身動きが取れない状態に陥る。
tn「A…、いつも一人にさせてすまんな…」
「謝らないで」とトントンに返そうとすると、すぅすぅとトントンから寝息が聞こえてくる。
「もしかして今の寝言…？…まぁ、ご飯はあとで温めれば良いか」
トントンが目を覚ますまで抱き枕に徹し、彼の寝顔をじっくり堪能させて貰おう。
「いつもお疲れ様、トントン」
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社畜tnを労る夢主でした。
tnさん書くの初めてだったので、書いていてとても楽しかったです…！
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