【d!】小噺つめあわせ【短編集】 (ページ25)

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shp「黙ってクレープ食べとったら、ちゃんと幼女っぽいんやけどなぁ」

「ショッピくんは失礼ね。お兄ちゃんに言いつけるわよ」

shp「それだけはお願いやから勘弁して」

「嘘。冗談よ」と言って、またAはクレープを一口食べる。

shp「今のはマジで冗談に聞こえんわ」

先輩のコネシマさんは、歳の離れた妹のAを溺愛している。

第一コミュニティ崩壊とか言ってたのに、それが嘘のような光景を見た時はそれはもう驚いた。

せやからAは、“同い年の友達”と遊んでるって事にしてくれているらしい。

コネシマさんに内緒でAと会ってますなんて知れたら、…生きて帰れる気がせん。

shp「堂々とAと会えたらええんやけどなぁ」

「それはなかなか難しい話ね。お兄ちゃん、もうすぐ迎えにくるって」

Aはコネシマさんに持たされているスマホで、いつの間にかコネシマさんから迎えの連絡が来てたらしい。

shp「俺がAを家まで送るんじゃあかんの？」

「お兄ちゃんが良いって言ったらね」

「それ絶対にあかん奴やん」と俺は苦笑した。

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大人びた幼女とshpくんでした。
年相応の幼女にするか迷ったのですが、
「可愛げのない幼女やなぁ」をshpくんに言わせたくて書きました。満足です。

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