【d!】小噺つめあわせ【短編集】 (ページ24)

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可愛げのない/shp ページ24

※幼女夢主です。

「ショッピくん、あのお店のクレープが食べたいわ」

Aが指差したのは、ワゴンで売っているクレープ屋。

shp「可愛げのない幼女やなぁ。もうちょっと可愛くおねだりしてくれへんか？」

「それは無理なお願いね、ショッピくん」とAは呆れた表情を浮かべながら言った。

この幼女、話し方はめっちゃ大人びとるけど7歳児や。

こんな7歳児いてたまるか、家で女児アニメを観ててくれた方が安心するわ。

「クレープ、何の味にすんの？」とAに聞くと、暫く考え込んで「いちご…バニラアイスのせで」と答えた。

クレープが焼き上がり、店員の人からクレープを受け取ると「A、クレープやで」と言いながら、Aに手渡した。

　
「ありがとう、ショッピくん」

俺がクレープをAに渡すと、心なしか普段より嬉しそうに食べ始める。

「ショッピくんはクレープ食べないの？」

「俺はええわ」と答えると、Aは「そう」と返してクレープを一口食べた。

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