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ut「初めまして〜、
「はい、宜しくお願いします」
先生と一対一だとなんか緊張するな…。
「最近、どう？」とか「なんか仕事とかプライベートで嫌な事はあった？」と良くある質問をされる。
「何かあったわけでは無いのに、不安になって涙が急に止まらなくなるんです」
ut「自覚無いかもしれんけど、それはストレスやな。Aさん頑張っとるねんなぁ」
「何もしていないのにですか？」と私は鬱先生に尋ねる。
ut「何もしてへんくても、心はどんどん疲れていくんやで」
「そうですか…」
ut「シッマから事前に聞いてしもたんやけど、彼氏大変なんやろ？一旦環境を変えてみるのもアリやで」
「コネシマくん、そんな事まで話してたんですか…」
「彼氏に騙されて10万渡したって聞いたで」と鬱先生が答える。
コネシマくん、全部話してるではないか。
「なんか恋愛相談みたいになっちゃって、すみません」
「ええよええよ、これが僕の仕事やし。一応、安定剤も出しとくな」
「ありがとうございます」
「うち院外処方やから、調剤薬局に行って薬貰って来てな。また二週間後においで」と鬱先生が付け加えた。
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