【d!】小噺つめあわせ【短編集】 (ページ11)

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恋愛処方箋/ut ページ11

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最近、彼氏と上手くいっていないような気がする。

彼氏と顔を合わせる度に、お金を求められているのだ。

ある日、彼氏と一緒にいる訳でもないのに急に不安が押し寄せて来て無性に涙が止まらない日が続いた。

友人のコネシマくんと食事をしている最中に泣き出してしまい、コネシマくんはぎょっと目を見開いていた。

kn「A、どうしたん！？」

「ごめん、ここで泣くつもりなんて無かったのに…」

kn「もしかしてA、まだあんなクソみたいな彼氏と付き合っとんの？」

「クソなんかじゃないよ、この間10万渡したけど」

kn「それは歴としたクソ男やぞ」

そんな私を見兼ねたコネシマくんが「ここの病院の鬱先生っていう奴、俺の知り合いやから行ってみ」とコネシマくんの知り合いの先生がいるという病院を紹介してくれた。

予約制の病院で、やっと取れた予約の日がついにやって来た。

受付を済ませると事務のお姉さんから、カウンセリング前の問診票を手渡される。

問診票の記入を終えて受付に提出して暫く待っていると、ようやく順番が回ってきた。

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