【ヒプマイ】転生したら苗字は山田だった【山田家】【逆ハー】(?)

29、甘えん坊さんになる！2 ページ32

まぁ、一郎君はそんなことしない子だけれども。すっごい善良だからね。


私にもすっごく優しくしてくれている。いいお兄ちゃんなのだ。
こうして頭を優しくなでてくれるくらいには。


行動もイケメンかよ。女の子はイチコロだよこんなことされたら…！



A「くすぐったいよ、いちにぃ。」


一「悪い悪い、んなかわいいことされたからよ。」



かわいいとか普通に言ってくれる。
そんな君が大好きだよ私は。

A「お世辞でしょー？でもありがとう。」


一「お世辞じゃねぇって、Aはかわいい妹だぞ？」


A「いちにぃかっこよ…。イケメンすぎてまぶしい…。」

つい心の声が口に出てまう。まあいいか。事実だし。


もう後光がさして見えるよ…。

ハイスペックお兄ちゃん…。

一郎君すごすぎじゃない？ラップできるし、家事だってできる。萬屋を営んでいるだけあって、他にもいろんなことができる。

とりあえずかっこいい。

ということでここぞとばかりに私は一郎君にグイグイとくっついていく。

妹の特権ってやつだ。


一「……に…………と……ちゃ…………な」



ん？なんだか一郎君がボソッと言った気がするが、一郎君に埋まりすぎてよく聞き取れなかった。


A「んー？なんて？」


一「なんでもねぇ、次のオフは全員でどっか遊びに行くか。」


A「いいねぇ！甘いもの食べたい！△△においしい抹茶のスイーツ食べられる所ができたんだって！」


一「じゃあそこ行くかー。」


A「やった！いちにぃ大好きー！」


はい。好きです。大好きです。


一郎君にも彼女ができて、幸せになってくんだろうけど、今は、今だけは、甘えさせてほしい。



うぅ、精神年齢おばさんのくせに、









まだまだ兄離れはできそうにない…

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