2じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

86、4人の嫌な予感 ページ43

真希Side


今日の朝は穏やかで、いい意味で騒がしかったはずなのに

午後はなんだか1年の教室と職員室が騒がしい。


理由は分かってる。

Aが帰ってこない、だろ。


「真希、貧乏ゆすりすげーぞ」

「うっせ」

「おかか…」

「うん…心配だよねAさん」



止まらない貧乏ゆすりも、嫌な予感も、全部全部久しぶりだ。


さっきすれ違った悟も何か気にしているようだった。

夏油だって冷や汗なんて垂らしてらしくねぇ。


なんで帰ってこない？Aに降りかかった悪いことはとうの昔に終わったはずだろ。

後遺症も残らなかったんだろ、それで終わりじゃないのかよ。


Aは異世界から降ってきた普通の一般人だろ。

道に迷ってるだけなら……いや、それは無いんだよ。

こっから目的地までほぼ一本道だぞ。
最悪スマホだってある。

現代で道に迷うなんて相当な方向音痴だ。


それに嫌な予感は優太もパンダも棘もしている。
4人同時になんてあるはずないだろ。

これは確実に黒だ。



「クソっ、」

「…ま、真希さん！」

「んだよ…」

「探しに行こうよ、僕達で！」

「よし行くぞ。」



夕方。


「いやはえーよ！」「ツナマヨ！」



私たちは誰よりも早く探しに出た。

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