2じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

78、彼女が ページ34

─────
───


夏油Side


「頑張って〜30週目〜！」

『あ”〜！！！』


やっぱり頑張る彼女は可愛らしい。

なにかに必死に食らいついて離さないそんな強さが彼女にはある。

囁けば頬を赤らめ、同人誌の王道のような台詞を渡せば悶々をナニかを考えていて。

そんなわかりやすい彼女が好きだ。

なにか仕掛ければ分かっていても引っかかりに来る。

そんな単純な彼女が好きだ。



「あと少しだよ！頑張って」

『はい”！！！』

「ペース落ちてるよ」

『すみません！！』


私は何をさせられるんだろうか。

彼女に何をお願いされるんだろうか。


とても楽しみだ。


興味深い。


異世界人だと言う彼女は不思議な子だ。



「あと1周全力ダッシュ！！」

『はい！』


どこにそんな体力残っていたのか微かにだがスピードを上げた彼女。

パンピーにしては成長が早いんじゃないか？



『はっ、はぁ”っ！！しぬ、しぬ！！』



走り終わって息が切れ、フラフラと歩く彼女を支えてやる。

そうすればなんの疑いもなく体重をかけられる。

あぁ、信頼されているんだと安心してしまう私もだいぶ拗らせているのだろうか。


「お疲れ様、よく頑張ったね」

『うおおおおお、、人をダメにするゲト様……お”え』


ゲホゲホを嗚咽混じりに咳き込む彼女をよしよしとなだめながら水を渡す。

悟に聞いた限り大分体力も付いていているみたいだ。

でも体育館を体力づくりのために周回しただけでこんなになってしまう彼女が愛おしくて仕方ない。

私にしか縋れない彼女が可愛くて仕方ないんだ。


きっと彼女にこんなこと考えてると知られたら避けられるんだろう。

その感情は私にじゃなくて五条先生に向けて2人で愛し合っててください！！ご馳走様です！！と言うんだろうな。

でもそうしたら彼女は意識してくれるんだろうか。私を推しではなく、キャラクターとしてでなく、男としてみてくれるんだろうか。

私はまだまだ彼女のことが分からない。




教えてよ

私の可愛い可愛い非呪術者。

79、は？？→←77、夏油さん！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す