【呪術廻戦】彼女が闇堕ちする前に【五条悟】 (ページ15)

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お別れページ15

五条さんとケーキを食べ終わった後

伊地知さんが来てくれたが、
五条さんは用事があるとかで一旦別れることになった

その為、伊地知さんと一緒に高校へ行き

退学手続きをしに来たのだが……

「まりな…」

ま「…なんで！！！」

私の腰に抱きついて離れないまりな

ま「入学したばっかで退学とか

意味わかんない！！

まだ2ヶ月しか経ってないじゃん！」

「ごめんね、事情があって」

ま「学校辞めても放課後とか休みの日とか遊んでよ？！」

「勿論、花香から連絡あったら

一緒にお見舞いに行こうね」

ま「うん………ばいばい」

「またね」

退学の手続きを終えた後、まりなを探した

退学する事を話すとすごい号泣されてしまい

困ったが、それ以上に嬉しかった

あまり人と関わる事が得意じゃない私と

仲良くしてくれたまりなと花香。

1ヶ月経って、やっと打ち解けてきたのに……

いや

考えても仕方ない

一生会えなくなるわけじゃない

学校が変わるだけ

ただ、新しい学校では私は一人

別にいい、元々口下手だし

人付き合いは得意じゃなかったから

寧ろ一人の方が気楽だ

まりなと別れ、近くに止まっている車に乗った

「遅くなってしまってすみません」

伊「いいえ、構いません

念の為シートベルトお願いします

…友人とのお別れは辛いものですよね」

補助監督の伊地知さんがハンドルを握りながら呟く

「…会おうと思えば、会えるんですけどね」

伊「高専では1年生は雨夜さん一人ですが

2年生に元気で頼もしい子がいます

彼は今年1年生が一人もいない事を嘆いていたのできっと雨夜さんが入学して喜ぶと思いますよ」

「……そうですかね

死刑対象が後輩なんて、喜ぶ人いますかね」

伊「彼はいい子なので

そのような事は気にしませんよ

困った事があれば彼を頼るといいでしょう

彼は先輩というより後輩力の方が強いですが……

後輩の君にはちゃんと先輩らしさを見せてくれると思います」

伊地知さんがいい子って言うなら

本当にいい人なんだろう

「………そうですか…

少し気持ちが和らぎました」

伊「五条さんもあんな感じですが

悪い人ではないので、きっと上手くやれると思います」

伊地知さん的に私のことを気にかけて

声をかけてくれてるんだろう

「………伊地知さん優しいですね」

伊「え…っそ、そうですかね…？」

「…私はそう思います」

そうは言ってもまだまだ不安はある

特に、死刑対象というのが心に引っかかっている