やってやろう［みずはし］パセリまみれさんリクエスト ページ41
涼side
最近、俺の相棒である瑞稀が浮かない顔をしていて。
俺たちの長い付き合いなんだから言ってくれたらいいのにって思うけれど、瑞稀は色々考えちゃうタイプだからそういうわけにもいかないことだって分かってる。
こういうとき、瑞稀がどうしてほしいのか。
それを分かって行動に移せるのはきっと俺だけ。
「ねぇ優斗」
「ん？」
いつもゆうぴ〜なんて呼んでる俺が真面目に呼んだのがおかしかったのか、訝しげな表情を浮かべている。
「悪いんだけど作ちゃんと猪狩連れてちょっと外に出てくれない？」
「？、…うん分かった」
「ありがと」
なんで？なんて聞かずに頷いてくれる優斗。
やっぱり、瑞稀の様子には気がついてないのか。
瑞稀、隠すのがうまいからなぁ。
「ごめん、よろしくな」
ぽんぽん、と優斗の肩を叩いて最年少2人を連れて外に出てもらう。
作ちゃんと猪狩も文句を言わず外に出てくれて、心の中で感謝する。
あとで何か奢ってやろう。
2人きりになると、瑞稀の背中に寄り添うようにして座り込む。
こうして座るのもずいぶん久しぶりだな、そりゃ色々溜め込んじゃうだろうなぁなんて思いながら温もりを感じていると心地よい声が鼓膜を揺らす。
「…ごめんね」
「え？何がー？」
努めて明るく言うと、肩にぐりぐりと頭が押し付けられる。
「うじうじしてて迷惑かけたよね…、ごめん」
「あはは、何言ってんの？瑞稀がいつ迷惑かけたっていうんだよ。みんなにはバレてもないし」
悩んでいたことでさらに俺に迷惑をかけたと気に病んでいるらしい。
ばかだなぁ、そんなわけないじゃん。
「瑞稀は一人じゃないよ」
瑞稀がどうして浮かない顔をしていたのか、俺には分かるし俺が分かっていることも瑞稀は察してる。
「運命じゃなくて必然だ、なんてカッコよく言ってくれたの瑞稀じゃん」
くるんと瑞稀の方を向いて笑うと、抱きついてくる。
「ほんと、はしもっちゃんってこうやって甘やかすのうまいよね…」
「えー？そう？照れちゃうなぁ」
おちゃらけて言うと、背中に回った手に力が入る。
「ありがとね、俺の気持ち汲んでくれて」
「そりゃ、大事な相棒さんが悩んでるのに何もしないわけにいかないじゃん」
普段二人でベタベタするタイプではない俺たち。
でも、俺も瑞稀も何かあった時に頼るのはお互いだと確信している。
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青翠(プロフ) - 作間ななこさん» もちろんです！ぜひリクエストしてください！！ (2019年5月5日 12時) (
レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
作間ななこ(プロフ) - うきはし最高でした！これからもリクエストさせてください(^^) (2019年5月5日 10時) (レス) id: 012e34ef65 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - パセリまみれさん» いえいえ、こんなので申し訳ないです…。こちらこそこれからもよろしくお願いします！！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
パセリまみれ - リクエストに答えていただきありがとうございました！凄く良かったです。これからも頑張って下さい！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: 616f1bf3a4 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - Myuuたんさん» リクエストありがとうございます！承りました！！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青翠 | 作成日時：2019年3月21日 15時
