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不自然なほど綺麗に整えられたシーツが目に入り、唾を飲み込む。
「、…いや、君の話を聞くよ。座ってもいいかな？」
この青年に興味を持ってしまった。ただ、それだけ。邪な気持ちはないと自分に言い聞かせる。
「うん、座って。…ありがとうお兄さん」
広いベッドに腰掛けると、彼の綺麗な横顔に惹かれる。
「お兄さんじゃなくて、那須雄登」
「ナスユウト？ふーん、ユウトさんかぁ」
ナスユウト…、言葉の響きを確かめるようにゆっくりと名前を呼ばれ、なんとも言えない気持ちになる。
「君は？」
「リョウ」
「リョウくん、嫌じゃないの？この仕事。逃げようとかは思わないの、？」
「思うに決まってるじゃん。それが無理だからこんな腐りきったとこにいるんだよ」
彼がポツリポツリと語り始めたのは、10年前ここのオーナーに拾われて家と食べ物を用意される代わりに仕事を始めたということだった。
逃げようと思っても逃げられず、ここ数年は部屋に閉じ込められているらしい。
「俺は金を稼ぐための商品なんだよ」
「リョウくん…」
ぎこちなく頭を撫でると、淡々と語っていた彼の目から涙が溢れる。
「あ、…れ、おかしいな、…最近泣いたことなかったのにっ」
しゃくりあげる姿は年相応に幼くて、愛おしさが込み上げる。
初めて会った子にこんな風に感じるなんておかしいのかもしれないけれど。
「…泣いていいんだよ」
そっと抱きしめると背中の後ろに手が回って、縋り付かれる。
「っ、ふ、…ゔぅ、」
俺の腕の中でひとしきり泣くと、恥ずかしそうに身体が離れていく。
「ごめんなさい、俺…、」
「大丈夫だよ」
微笑んでみせると顔を赤くし、枕で顔を隠す彼。
「、…ユウトさん、俺のお願い聞いてくれる？」
「…？、うん、もちろん」
俺が頷くと、はらりと白いシャツを脱いで身体を露わにする。
「…抱いて？、一回くらい望んだ人に抱かれたい…」
先ほどまでと打って変わって妖 艶で憂いを帯びた姿に心臓が高鳴る。
「…！、あ、」
「ごめんなさい、嫌だよね。、忘れて！もう帰って…、話聞いてくれてありがとうございました、お金は勿論いらないから」
早口でまくしたてながらシャツを羽織った彼に追い出されそうになる。
「待って、」
俺の手を引いていた彼を後ろから抱きしめる。
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青翠(プロフ) - 作間ななこさん» もちろんです！ぜひリクエストしてください！！ (2019年5月5日 12時) (
レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
作間ななこ(プロフ) - うきはし最高でした！これからもリクエストさせてください(^^) (2019年5月5日 10時) (レス) id: 012e34ef65 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - パセリまみれさん» いえいえ、こんなので申し訳ないです…。こちらこそこれからもよろしくお願いします！！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
パセリまみれ - リクエストに答えていただきありがとうございました！凄く良かったです。これからも頑張って下さい！ (2019年5月2日 12時) (レス) id: 616f1bf3a4 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - Myuuたんさん» リクエストありがとうございます！承りました！！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青翠 | 作成日時：2019年3月21日 15時
