引きこもり系男子とお気楽系男子 season4

157話 漫画 ページ34

琴音「いってらっしゃい」ﾌﾘﾌﾘ

伊月「おう!!行ってきます!!」

パタン

ドアが閉まると同時に途端に静かになる部屋

今日はバイトが無く、伊月は学校

……つまり、僕一人

琴音(う〜ん……一人ってのは寂しいな〜)ﾉﾋﾞｰ

掃除でもしようと箒と塵取りを持って部屋を歩き回る

琴音「うんしょ……」ｸﾞｸﾞｸﾞ

僕は背が低い為、高い所の掃除は結構大変なんだ

琴音「あれ？何だろ？」ﾋｮｲｯ

良く見るとタンスの上に何かがある……

それは本だった

しかも……いわゆる『ピー』本

琴音(ワ〜オ///……伊月の趣味見ちゃった///)

埃被った本たちを綺麗に手入れする

琴音(それにしても……伊月って長髪の男の子が好きなんだ……)ﾌｷﾌｷ

ふと視界に入る自分の髪の毛……

僕の髪も漫画と同じ、黒くて長い……

もし……本当に伊月が男の子が好きなんだったら……

もしかして……

琴音「……なんて、そんな訳無いか」ﾊｧｰ

時々、伊月を見ていると切なくなる

胸が締め付けられる様な……そんな感じ……

この感覚は……なんなんだろ？

〜〜〜〜〜

＜伊月「たっだいま〜♪」

琴音「お帰りなさ〜い」

＜伊月「ぎゃぁあああ!!!!!?」

バタバタ!!!

伊月「おまっ!!コレ!!?///」

琴音「だ、大丈夫///伊月位の男の子だったら1冊や2冊あるから///」

伊月「そう言う意味じゃねぇー!!!」

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