帰り道 ページ8
『じゃあねアヤメ！』
ア「うん、アンタも気を付けるんだよ。」
『はーい』
私はアヤメと別れて地図通りに足を進める。
『・・・此処どこ？』
灰谷の家は一向に見えず、逆に道に迷った。
『もー。同居なんかしようとするからだよ』
「おいお前。」
『何処なんよここは。』
「お前だよ！！聞いてんのか！？」
『・・・・？もしかして私？』
「そうだ。お前灰谷兄弟の妹だろ？ちょっと付き合えよ。」
さすが不良・・・。情報が速いな・・・。
『あ、警察だ。』
「あ？」
不良が後ろを向いた瞬間私は全力疾走した。折れた腕が痛くなる。
「待てやゴラアア！」
何処かわからない道を何度も行き来する。
(薬の時間ヤバいな・・・。)
私の薬は完璧に時間を守って飲まなければならない薬だ。
時間が過ぎれば走ることもできなくなる。
(あと10分・・・逃げ切れる？)
チラッと後ろを向くとさっきよりも人数が増えていた。
『助けてええええええ』
声を振り絞って私は誰あてでもない助けを求めた。
もう体も動きにくくなって視界もぼやけてきた。
ドサッ
あ、もう終わった。
あの兄弟のせいだ・・・。
グッバイ人生
バキッドカッ
・・・？
蘭「お前ら人のモノに何してんの？」
竜「コイツにちょっかい出していいの俺らだけなんだけど。」
(おせーよばか。)
ちょっとお兄ちゃんなんて思った私を殴りたくなった。
ゲホッゴホッ
蘭「！？お前大丈夫か！？」
『ッ大丈夫！ちょっとせき込んだだけです！』
手を伸ばす蘭さんの手を振り払って私は近くにあった公園のトイレに駆け込んだ。
『・・・よかった、あと１分だった。』
私はそう言って薬を飲んで外へ出た。
竜「どんだけ漏らしそうだったんだよｗ」
蘭「オレ振り払われた手ちょー痛いんだけどｗ」
バキッ
「「ﾀﾋねよ、お前ｗ」」
やっぱりこいつら頭ヤバいわｗ
散々殴られた後私は足をもたれ引きずられながら家へ連れていかれた。
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カニ味噌汁(プロフ) - 通りすがりさん» 似たような作品があるんですか！？それはすみません。私は普通に灰谷兄弟に殴られたい、愛されたい、罵倒されたい。この三つを融合した自己満小説を書いただけなのでパクリではないです。不快にさせてしまってすみません。良ければその作品名を教えていただけませんか？ (2021年9月25日 12時) (
レス) id: 22e77b7184 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - すでに完結済みで、親子再婚で灰谷兄弟の義理の妹なって愛情表現の１つでよく殴られてる話の小説がありますが、随分と似ていますがパクリではないですか？ (2021年9月22日 22時) (レス) @page4 id: 620b198100 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カニ味噌汁 | 作成日時：2021年9月7日 20時
