【木ノ瀬梓】ふりむいて木ノ瀬【Starry☆Sky】 (ページ32)

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ストーリー 31 ページ32

松本「どこでするの？」

木ノ瀬「ここでいいかなって。」

松本「ここね」

木ノ瀬「細かいところって具体的にどこなの？」

そうか、説明しなくちゃなのか。

龍と練習している時は
もう分かっている状態で練習するから
言わなくても分かっている。

木ノ瀬とは練習することがないから
分からないのも当然だ。

松本「あ、あぁ、そっか。
ここが.....」

とりあえず、説明して見てもらう。

木ノ瀬「.....そうだな、左肩が上がってる。」

松本「え、上がってる？」

木ノ瀬「うん。
その時に深呼吸しておろしたらいいよ」

松本「なるほどね～！
龍とは違うところを見てもらえるから、
龍や隆文先輩以外とも練習した方がいいね。」

木ノ瀬「もちろん、人によって違うからね。
たまには僕に言ってくれたら見るよ」

松本「やったね～」

木ノ瀬と部活中でも話せるチャンスができた。

すごく嬉しい！

木ノ瀬「.....ねぇ、松本。
気になってたんだけど、
なんで宮地先輩を"龍"って読んでるの？」

松本「あれ？知らなかったんだっけ。
私と龍は幼なじみなんだよ。」

木ノ瀬「へえ、幼なじみ.....」

松本「だから、先輩って呼ぶの言いづらくてね」

木ノ瀬「.......」

松本「.....木ノ瀬？」